Imperialism2

2009年8月12日 (水)

インペリアリズム2 超級攻略~雄飛

このゲームはとにかく軍備が第一です。軍事力が強くて他国が手を出してこないからこそ内政も安心して行える、そんなゲームです。

さて、自国が強くなると、しばらくするうちに他の大国同士で戦争が始まります。場合によっては、小国に対する宣戦布告と武力介入という形かも知れません。1度切り抜けた戦争をまた仕掛けられるようなら未来はないと思って下さい。

その時に取るべき戦略は、

「川に落ちた犬は、棒で叩け」

です。

武士道精神に反しますが、弱肉強食の世界では、弱者をきっちり食っておかないと、次には自分が食われる運命となります。

具体的には、他国同士の戦争で均衡が破れたら、勝っている側で参戦して、負けている方の領土を分捕ってしまえということです。

France_under_siege

こんな時に自国がポルトガルやスペインだったら、フランスに対して宣戦布告し、資源の多い領土などをどんどん奪い取るのです。骨の髄までしゃぶり尽くして下さい。こうしてこのゲームから1名脱落します。

このように弱い国から順に1つずつ消えてゆき、最後に残った国が勝利です。軍事力最強で居続けることが出来れば、難しいことではありません。

以下は各論となります。

・テクノロジーで、次の重要な目標は、「軽騎兵」「るつぼ行程」です。軽騎兵は、その機動力により1ターンで据付重火砲を攻撃可能であり、それ故に据付重火砲の射撃機会を消費させる非常に重要なユニットです。これが無い時代は、敵の要塞攻略に馬曳砲兵が多数犠牲になります。据付重火砲が登場してから軽騎兵が配備されるまで、非常に攻めづらい時代が続いているわけです。

最初に軽騎兵で突撃。その後砲兵が進撃。

Light_cavalry_rush

・テクノロジー「据付攻城砲」が登場すると、再び攻城が難しくなります。そんな時は、軽火砲で壁を壊して軽騎兵に突撃させる、という方法もあります。

下の絵では、敵の上から2番目の据付攻城砲の前の壁を破壊しようというシーンです。壁を壊せばその後ろの据付攻城砲を攻撃しやすくなります。

Wallcrush

・馬が足りない場合は狙撃歩兵の育成を急ぎましょう。

防御力は最強の「7」です。敵の据付攻城砲の射撃機会を消費するのに最適です。

Unitmaking

・・・

そして遂に・・・

Complete

Result

これを目指して頑張りましょう。

最後に少しだけ、不満を。

このゲームでは、宥和的植民地経営は征服戦略に対して圧倒的に不利です。実際の歴史もそうだったので仕方ないですが、ゲームの中ではこれに対するインセンティブが欲しかったと思います。例えば、新世界を征服すると時々反乱が起きるとか、宥和的な植民地では本国の食糧を消費しない原住民兵が育成されるとか、ゲームコンプリート時の得点が上がるとか。

弱肉強食で殺伐とした帝国主義時代のシミュレーションゲームなわけですが、少しくらいそんな優しさがあっても良かったのでは? とも思いました。

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2009年7月30日 (木)

インペリアリズム2 超級攻略~試練

ちょっと書き忘れていましたが。

基本はフェアプレーです。

すなわち、セーブ&ロードを繰り返すことはしない、ということです。

もしこれをして良いとすれば、ターン終了毎にセーブして、敵の攻め込んできた州を確認してロード、これをちょうど良く撃滅できる戦力を配置する、という形を取ればゲームとして楽勝です。

しかしこれでは面白くありません。

ある種じゃんけんと似た駆け引きに勝ったり負けたりするのが面白いと思っています。自分としては、この時代の戦争が一番スリリングで大好きです。胃の痛くなるような闘いを繰り広げ、勝利することこそこのゲームの醍醐味だと思っています。

さて、先日は、槍騎兵を配備して新世界の首都を2,3攻略した、というところまででした。

その後の戦略としては、新世界をやたらと占領するのではなく、戦力の充実が必要です。

陸軍も海軍もですが、この時代の軍隊を育成するに当たっての律速段階は青銅です。自国の産出と輸入を含めても良いので、1ターンに3単位生産できるようにしましょう。2単位ではおそらく生き残れません。

領土を広げることは要塞の建設、すなわち青銅の消費が伴います。それは戦力の充実が遅れることを意味します。

このゲームの真理として、いや世界の真理かもしれませんが、「弱い国が叩かれる」が挙げられます。逆に言うと、とにかく戦力を充実しなくてはならない、ということです。国を富ますのは結構ですが、戦力が弱くて他国から戦争を仕掛けられては内政どころではありません。

そして、戦力には陸軍と海軍がありますが、まずは海軍です。なぜなら、陸軍の劣勢は要塞によってカバーできますが、海戦は純粋に数で決まるからです。

このチャートを見ながら、とりあえず最強になるまでガレオンを建造して下さい。

Navychart1688

このチャートもイマイチ信用できませんが、多分、他国もこれを基準に行動しているはずです。

あと陸軍では槍騎兵と馬曳砲兵です。コストとハッタリの意味で、槍騎兵を多めに育成した方が良いようです。

戦争には軍資金も必要ですが、これは新世界の香辛料と材木などの輸出で稼ぎましょう。新世界から生産ボーナスの材木が手に入るようだと楽です(いや、無いと勝てないかも)

そうやって自国が軍事大国となり、他の大国同士の戦争が始まってくれればこのゲームは楽勝です。しかし大抵は自国が第一に戦争に巻き込まれます。しかも相手は複数のことが多いです。ここからがこのゲーム最大の試練です。

First_war

このマップは、自国がイングランドで、3カ国から宣戦布告された図です。

はっきり言って厳しいですが、ここが腕の見せ所です。

外交としては、とりあえず毎ターン講和を持ちかけましょう。ダメ元ですが。積極的に戦おうという相手1国くらいには出さなくても良いかもしれませんが。

戦略的には、「包囲網は最も弱いところから突破」です。複数の国が相手でも、全てに攻撃しては手が足りません。弱そうな1国に対して集中的に攻撃します。その1国との講和が成れば、残りの国との講和は容易です。

内政は当面ストップ、国家総動員体制です。青銅の生産される限り軍備に注ぎ込みます。戦線が膠着してなかなか講和が成立しなくても、こちらの軍事力が上回れば敵も講和を受けてくれます。

防衛戦術の肝は、戦力の移動です。

敵は、防衛部隊のいない州を攻めることが多いです。ということは、1州を守るのに十分な戦力を、2つの州の間で毎ターン移動させればほとんど2州を守りきれるということです。

攻撃戦術では、要塞の無い州はとりあえず1連隊で攻めてみましょう。その手は敵もやってくるので、上の話のように、2連隊を2つの州の間で毎ターン移動させれば大抵守れます。1連隊ずつ配置では、守り切れません。

Multi_attack

攻める時は、なるべく敵が嫌がる攻め方をしましょう。

理想を言えば国境線をなるべく短くしたい(敵と接する自国の州を少なくする。出来れば逆に自国と接する敵の州を多くする)です。

上の図で言えば、「サーストン」を奪うより「フィネステレ」を取った方が次に攻め込む選択肢が増える(=敵が守りづらくなる)のでベターです。もっとも、敵もそれを考えて守るので、その分を考慮して多い戦力を派遣すべきでしょう。

それから、敵の重要拠点(ダイヤモンドがあるとか)を攻め込むと同時に講和を持ち込むと、講和に成功しやすくなります。もちろん講和が成立すると攻撃は不成立、攻め込む際の軍資金が無駄になりますが、それは第一の戦略目標である講和のためには仕方ないコストです。

話が長くなりましたが、そんなわけで陸戦は戦術の発揮しようがあって面白いです。一方で海戦は単純にガレオンの数で決まってしまうので、これはもう数を揃えて、と言うしかありません。

海戦に負けて海上封鎖を喰らったら投了しましょう。世界中が敵になっても投了でしょう。

最初の試練を乗り越えれば、7割方勝ちです。言い換えれば、このゲームの面白さも7割は楽しんでしまったということになります。

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2009年7月25日 (土)

インペリアリズム2 超級攻略~初手

出来るだけ良い条件でスタートしたら、最初にやることは大体決まっています。

・3隻の船のうち2隻で新大陸の探検。その際、「テントが2つしかない新世界の首都」を捜します。海岸沿いにない首都は、探検家に捜させます。

・国内の開発の優先順位は、鉄>木>穀物>家畜>羊毛>銅・錫>馬 の順で道路を延ばし開発。

・足りなそうな資源を輸入。特に、当分の間輸入を要し、将来併合したい小国には「通商領事部」を設置します。関係性を改善するのと、他国と輸入の注文が競合した時に補助金を与えて優先的に商品を回して貰うためです。

World_1st_turn

歴史的世界では、アイルランドは是非仲良くしたい国です。

・スパイを育成。そのために最初のターンは「紙」を1単位作る。2ターン目でスパイを育成し、3ターン目で他の大国に派遣。その時、なるべくその国の首都から遠い、また何もないマスに置いた方が捕まりにくい印象です。

Back_country なるべく辺境に

・テクノロジーの研究は、まず最初は「土地の囲い込み」「外交的専門知識」「商社」で決まりでしょう。その後の目標は、槍騎兵、ガレオン、馬曳砲兵となります。

Research

・槍騎兵が配備できるようになったら2連隊編成し、これと最初からいる農民兵と合わせて、新大陸の侵略です。テントが2つの新世界の首都を奪取します。

Wood_4_2 

これにより、2000以上の金と港(=魚)と何らかの資源が手に入ります。4単位の原木があれば、新世界の首都には元々国家官僚組織が備わっているので(!?)1単位の材木が付いてきて大変お得です。

2、3の首都と、隣接する鉄などの資源のありそうな州を、なるべく国境線が延びないように(他の大国との隣接を避けるよう)気をつけながら侵略できれば、有利になります。

逆に、新世界の富には絶対に手を出してはいけません。奪って良いのは「香辛料」までです。「銀」以上の資源に手を出したら、たちまち他の大国から寄って集って攻められて滅亡します。もし、侵略した後に発見した場合には、自国が強くなるまでは開発してはいけません。他国に発見されていないことを祈るのみです。

侵略した州にはなるべく早く要塞を築いて下さい。少なくとも海岸沿いや他の大国の領土と接する州には絶対必要です。

以上のことが出来たなら、何とか戦える目処が立ってきたと言えます。でも本当の困難はこれからです。

逆に、早期にスパイが死んだ、新世界の首都がみんな強くて侵略できなかった、という場合には、潔く投了すべきです。そんな状況で勝てるほど甘い世界ではありません。

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2009年7月18日 (土)

インペリアリズム2 超級攻略~導入

自分が時々遊ぶゲームがあります。IMPERIALISM2です。

Imperialism2

シミュレーションゲームでターン制、大航海時代~帝国主義時代の欧州ないし新世界が舞台の領土拡張ゲームです。

プレイヤーは欧州(ゲームでは旧世界と呼ばれる)の6つの大国(イングランド、フランス、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン)のいずれかの君主となり、最終的には旧世界の過半にまで領土を拡張すれば勝利です。

そのためには旧世界の小国や新世界を収奪して軍隊を強化し、大国同士の戦争に勝利する必要があります。

このゲームは難易度設定が基本5段階に分かれています。自分はこのうち最難関の「超級」でプレーします。圧倒的不利な初期設定でスタートし、他の大国の脅威に耐えながら最強国を目指すという、マゾのようなプレーですが、それだけに勝利の瞬間は感慨深いものがあります。

Main_menu

Imperialism2の超級攻略、日本で何人の人がプレーしているか分かりませんが、参考にして下さい。また、自分の足跡を残すという意味でも、総括してみたいと思います。

まずは開始条件です。

そもそも圧倒的不利な条件での開始ですから、自分でコントロール出来る範囲は出来るだけ有利にしたいです。

確定している不利な条件:

最初の資源と資金の保有量が少ない、技術が遅れている、軍隊が貧弱、小国に領事館もなく友好度が低い

逆に有利に出来る点としては、初期の領土配置や資源の分布です。

歴史的世界で言うと、イングランドのように他の大国と陸続きでない国、ポルトガルのように狭い領土内に必要な資源が揃っている国、スペインのように大量の資源を保有する国が有利です。逆にフランスとスウェーデンでは鉄と銅が首都から遠すぎてクリア不可能でしょう。

ランダムマップでは、上記のような条件を満たすまでしつこくマップ作成します。

England_start こちらは歴史的世界。

必要条件としては、

首都とその近郊で、6単位ずつの穀物と肉(+魚)、2単位の羊と木と鉄鉱石、1単位の銅と錫と馬。資源で1つ足りない分は小国から買う手もあり。

あと、国境線は短い方が絶対良いです。出来れば、自国と幾つかの小国だけの離れ小島(?)という形になればベストです。

ランダムマップで勝てそうな国として分かっているのは、

Map_key

というところです。

A3_sweden マップキー「A3」のスウェーデンです。配置は理想的です。

首尾良く好条件でスタートできたとしても最強国への道は険しいです。

続きはまた後ほど。

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