金融不安と原油下げと戦争
欧米で金融不安が噴出、原油も下落して世界が不安定です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dcea5d18a157ab3e07bb59683337eb208688269 Newsweek 最終閲覧日2023年3月16日
3月に入り、米銀行大手のシルバーゲート銀行、シリコンバレー銀行(SVB)、シグネチャー・バンクが相次いで破たんしたことを受けて、クレディ・スイスの5年物CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の保証料は跳ね上がり、3月15日に過去最高を記録した。その前日には同銀行が悲観的な内容の年次報告書を発表していたこともあり、クレディ・スイス破綻の懸念の声が一気に高まった。
アメリカの銀行が破綻し、信用への不安がスイスにも波及しました。
その原因はアメリカの大幅な利上げによる景気の冷却にあります。
世界経済に悪影響が懸念されるのは当然ですが、その中で景気後退となると、原油も値下がりします。
こちらはWTIの相場です。
https://chartpark.com/wti.html
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって高値で推移しましたが、最近は70~80ドルでもみ合い、今週に入って景気後退への不安から70ドルを割り込んでいます。
原油相場が下がるのは、原油輸出で戦費を得ているロシアには凶報です。
アメリカがロシアを干上がらせるためにヘッジファンドを動かしたのでしょうか。
情報が錯綜してどちらが有利か分からない戦争ですが、原油が下がれば間違いなくロシアは不利になります。
頑張れウクライナ、下がれ原油。
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