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2023年1月 1日 (日)

ウクライナの勝利と早期の戦闘終結は難しい

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

今年の極めて大きな関心事は、ロシアとウクライナの戦争の行方です。

厳冬を迎えて戦線は膠着し、ロシアからウクライナの都市に度々ミサイルやドローンによる攻撃が行われています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230101/k10013930821000.html NHK 最終閲覧日2023年1月1日

ウクライナメディアなどによりますと、ロシアは大みそかの31日もウクライナ各地に対してミサイルなどを使って攻撃しました。
これまでに首都キーウでは1人が死亡し20人がけがをしたほか、南部のザポリージャ州やミコライウ州でも、複数のけが人が出たということです。
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は31日、SNSでロシアにより巡航ミサイル20発以上が発射され、このうち12発を迎撃したとしています。

キーウでは、市民の祈りが行われました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dce30e7956278473b77ce68bbcb8eaee6652d65e KYODO 最終閲覧日2023年1月1日

【キーウ共同】ロシアによる侵攻で多くの人々が犠牲となったウクライナ。首都キーウ(キエフ)では花火など新年を祝うイベントが中止となり、静かな年越しだ。「2022年は困難な年だったが、新しい年には希望があると信じたい」。31日、市中心部の修道院で市民らが静かに祈り、ウクライナの勝利と早期の戦闘終結を願った。

この「ウクライナの勝利と早期の戦闘終結」は、かなり難しいことになります。

 

現時点でロシアは西側諸国との繋がりを絶たれ、国際政治的には負けていますが、ウクライナが勝ったわけではありません。

早期の戦闘終結を優先したら、今の戦線が新たな国境線になり、ウクライナは負けに等しい結果になります。

まだしばらく、ウクライナは反攻しなければなりません。

 

ウクライナの勝利は、去年の開戦前の領土と、2014年にロシアに実効支配されたクリミアを取り返すことです。

しかしそれには大変な時間と犠牲を要します。

戦闘で優勢を示した上で、休戦協定を結ぶのが現実的に思います。

 

参考になりそうなのが、朝鮮戦争休戦協定です。

朝鮮戦争開始から3年経って関係国の代表者により署名されました。交渉は2年程度掛かりました。

ソ連の指導者のスターリンが死んだために交渉が進んだようです。

その後は、韓国は漢江の奇跡と呼ばれる経済成長を遂げた一方で、北朝鮮は貧困に陥り餓死者を多く出しています。

 

今の戦争でも、休戦が成れば、ウクライナは西側諸国の援助を受けて急速に復興する一方で、

ロシアは戦費と若者を沢山失い、今の北朝鮮程度には世界から疎外され続けるでしょう。

 

この戦争をどう終わらせるかは、ウクライナとロシアが決めることではありますが、

日本としては、世界の民主主義が敗北することがないようにウクライナに援助を続けることが必要と考えます。

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