戦争への反省も時に罪悪
ドイツがウクライナに戦車を供与を発表、多くの欧米諸国も戦車を供与することになりました。ロシアとウクライナの戦争の重大な転換点になりそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbab4b1968bea88e4e3b2915f9b788cf4343a844 BBC NEWS JAPAN
なぜウクライナが戦車を求めるのか、その言い分は明快だ。
(中略)
つまり、ドイツが迷っている間、たとえばポーランドは、できるだけ早くウクライナにレオパルトを届けたくても、それができなかった。ドイツ政府から再輸出の青信号が必要だったのだ。
(中略)
ショルツ首相はいったいなぜ、あれほど思い悩み、ためらっていたのか。
きわめて重要だったのが、歴史の重みだ。現代ドイツの指導者にのしかかるこの重圧は、決して軽視できない。
(中略)
2度の世界大戦で他国を侵略した国として、多くのドイツ人は、自分たちがウクライナにどこよりも多く戦車を提供する国になることを警戒している。昨年2月24日にロシアがウクライナを侵攻して間もなく、ショルツ首相はドイツ外交政策に「転換点」が訪れたと宣言した。これはきわめて重要なことだ。ドイツにとって。そして欧州全体にとって。
(中略)
この「変身」は細かな問題だらけで、決して完全なものではないが、進展しているのは確かで、それはドイツにとって大きな変化だ。
日本が先の大戦で軍備・侵略を反省したのと同様にドイツも反省しているわけですが、それによって軍備を弱めた結果、ロシアの侵略を許してしまったとなっては罪悪です。
それでも、今回のウクライナへの戦車の供与の発表は、ウクライナの戦力増強と、ウクライナを支援する西側諸国の結束を示すことになりました。
実際に戦車を使った反攻は春過ぎからでしょうか。
ウクライナの人々には辛く長い時間ですが、なんとか耐えてほしいです。
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