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2023年1月

2023年1月31日 (火)

戦争への反省も時に罪悪

ドイツがウクライナに戦車を供与を発表、多くの欧米諸国も戦車を供与することになりました。ロシアとウクライナの戦争の重大な転換点になりそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbab4b1968bea88e4e3b2915f9b788cf4343a844 BBC NEWS JAPAN

なぜウクライナが戦車を求めるのか、その言い分は明快だ。
(中略)
つまり、ドイツが迷っている間、たとえばポーランドは、できるだけ早くウクライナにレオパルトを届けたくても、それができなかった。ドイツ政府から再輸出の青信号が必要だったのだ。
(中略)
ショルツ首相はいったいなぜ、あれほど思い悩み、ためらっていたのか。
きわめて重要だったのが、歴史の重みだ。現代ドイツの指導者にのしかかるこの重圧は、決して軽視できない。
(中略)
2度の世界大戦で他国を侵略した国として、多くのドイツ人は、自分たちがウクライナにどこよりも多く戦車を提供する国になることを警戒している。

昨年2月24日にロシアがウクライナを侵攻して間もなく、ショルツ首相はドイツ外交政策に「転換点」が訪れたと宣言した。これはきわめて重要なことだ。ドイツにとって。そして欧州全体にとって。
(中略)
この「変身」は細かな問題だらけで、決して完全なものではないが、進展しているのは確かで、それはドイツにとって大きな変化だ。

日本が先の大戦で軍備・侵略を反省したのと同様にドイツも反省しているわけですが、それによって軍備を弱めた結果、ロシアの侵略を許してしまったとなっては罪悪です。

それでも、今回のウクライナへの戦車の供与の発表は、ウクライナの戦力増強と、ウクライナを支援する西側諸国の結束を示すことになりました。

実際に戦車を使った反攻は春過ぎからでしょうか。

ウクライナの人々には辛く長い時間ですが、なんとか耐えてほしいです。

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2023年1月20日 (金)

コロナOUT インフルIN

インフルエンザの流行が本格的になっています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/457392cdb0a6b45e171d238a8e8c64b2b02bba84 TBS NEWS DIG

季節性インフルエンザについて厚生労働省は、すべての都道府県で流行入りの目安を超えたと発表しました。

厚労省によりますと、全国およそ5000の医療機関から今月15日までの1週間に報告された季節性インフルエンザの患者の数は3万6388人でした。1つの医療機関あたりの患者の数は「7.73人」で、流行の目安となる「1人」を4週連続で上回りました。患者の数は、54人だった去年の同じ時期と比べて670倍以上に増えています。

また、地域別では、新たに山形県が「1.50人」となり、すべての都道府県でインフルエンザの流行入りの目安を超えました。最も多いのは▼沖縄県の33.23人で、次いで▼福岡県で16.96人、▼宮崎県が16.63人などとなっています。

地域別では大きな差があるので一概には言えませんが、2020年から新型コロナウイルス感染症対策のために下火となったインフルエンザは、行動制限が解除されたために久しぶりに流行しています。

 

直近の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数と前週比のグラフはこちらです。

データのソースはいつもと同じく東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト です。

Photo_20230120231801

流行要因であるクリスマス、年末年始、成人式を乗り越えて、流行が落ち着き始めています。

 

一方で、全国的なインフルエンザの感染状況は、こちらです。

Photo_20230120231301

九州・沖縄で流行が激しいです。

 

時系列を見るには、インフルエンザについて頼りにしている東京都感染症情報センターです。

https://survey.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/epidinfo/weeklychart.do

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2019年はコロナ前でしたが、大流行していました。

2020年は、流行の途中でコロナ禍が始まり、皆が三密を避けたため収束しました。

2023年は赤色ですが、東京都での流行はかわいいものです。

おそらく、未だに皆がマスクしているので、爆発的な流行が起こっていないものと思います。

ただ、ある程度山が高くなるか、流行期間が延びるか、どちらかはあると思います。

 

まだまだこれからのインフルエンザ流行ですが、皆がマスクを付けている限り爆発的な流行は起こらないと考えます。

個人的な理想を言えば、春になって皆がマスクを止めて、非流行期に流行させれば感染者・死者を最低限に出来ると思います。

 

この冬を乗り越えれば、コロナ禍から元の生活に戻れるのではないかと思います。

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2023年1月 9日 (月)

思えば第6波は凄い勢いだったが

今は新型コロナウイルス感染症の第8波の最中です。

1年前は第6波の感染者数の増大が半端なかったです。その時と今はどう違うでしょうか。

 

直近の新規陽性者数と前週比のグラフはこちらです。

データのソースはいつもと同じく東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト です。

20230109

去年は感染者数は年越しまで僅かだったのが、年越し後の前週比が一時10倍を超えるほどの感染爆発でした。

おそらく、クリスマス、年越し、成人式で若者が集まって感染が拡大したものと思われます。

 

プーの1年前の記事は、下記の内容です。

http://ayoshidamd.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-afa64d.html 年始の大流行は年中行事だった

http://ayoshidamd.cocolog-nifty.com/blog/2022/01/post-2ce2ea.html 毎年成人式でクラスター発生だった

 

それに対して今年は、前週比1前後で推移しています。本当のところは、平時の検査体制に戻る今週後半にならないと分かりませんが。

去年と何が違うかと言えば、オミクロン株に対する集団免疫が形成されたことだと思います。特に第7波で感染した人達は免疫が残っているようです。

 

あとは、成人式がどれくらい盛り上がったか、ですね。

修羅の国、北九州市 凄いです。

この時期を乗り切れば、流行は次第に収束に向かうと考えます。

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2023年1月 1日 (日)

ウクライナの勝利と早期の戦闘終結は難しい

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

今年の極めて大きな関心事は、ロシアとウクライナの戦争の行方です。

厳冬を迎えて戦線は膠着し、ロシアからウクライナの都市に度々ミサイルやドローンによる攻撃が行われています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230101/k10013930821000.html NHK 最終閲覧日2023年1月1日

ウクライナメディアなどによりますと、ロシアは大みそかの31日もウクライナ各地に対してミサイルなどを使って攻撃しました。
これまでに首都キーウでは1人が死亡し20人がけがをしたほか、南部のザポリージャ州やミコライウ州でも、複数のけが人が出たということです。
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は31日、SNSでロシアにより巡航ミサイル20発以上が発射され、このうち12発を迎撃したとしています。

キーウでは、市民の祈りが行われました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/dce30e7956278473b77ce68bbcb8eaee6652d65e KYODO 最終閲覧日2023年1月1日

【キーウ共同】ロシアによる侵攻で多くの人々が犠牲となったウクライナ。首都キーウ(キエフ)では花火など新年を祝うイベントが中止となり、静かな年越しだ。「2022年は困難な年だったが、新しい年には希望があると信じたい」。31日、市中心部の修道院で市民らが静かに祈り、ウクライナの勝利と早期の戦闘終結を願った。

この「ウクライナの勝利と早期の戦闘終結」は、かなり難しいことになります。

 

現時点でロシアは西側諸国との繋がりを絶たれ、国際政治的には負けていますが、ウクライナが勝ったわけではありません。

早期の戦闘終結を優先したら、今の戦線が新たな国境線になり、ウクライナは負けに等しい結果になります。

まだしばらく、ウクライナは反攻しなければなりません。

 

ウクライナの勝利は、去年の開戦前の領土と、2014年にロシアに実効支配されたクリミアを取り返すことです。

しかしそれには大変な時間と犠牲を要します。

戦闘で優勢を示した上で、休戦協定を結ぶのが現実的に思います。

 

参考になりそうなのが、朝鮮戦争休戦協定です。

朝鮮戦争開始から3年経って関係国の代表者により署名されました。交渉は2年程度掛かりました。

ソ連の指導者のスターリンが死んだために交渉が進んだようです。

その後は、韓国は漢江の奇跡と呼ばれる経済成長を遂げた一方で、北朝鮮は貧困に陥り餓死者を多く出しています。

 

今の戦争でも、休戦が成れば、ウクライナは西側諸国の援助を受けて急速に復興する一方で、

ロシアは戦費と若者を沢山失い、今の北朝鮮程度には世界から疎外され続けるでしょう。

 

この戦争をどう終わらせるかは、ウクライナとロシアが決めることではありますが、

日本としては、世界の民主主義が敗北することがないようにウクライナに援助を続けることが必要と考えます。

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