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2022年7月14日 (木)

1ドル139円だけがニュースではない

24年ぶりの円安だ、岸田政権は無能だ、と騒がしいですが、日本だけが原因でもなし、過剰に政権批判する言説に流されてはいけません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c96efe19cf47c3ba57224fa53fd4309517d37e50 TBS NEWS DIG 最終閲覧日2022年7月14日

さきほど外国為替市場で、一時、1ドル=139円を記録しました。

円相場が1ドル=139円台をつけたのは1998年9月以来24年ぶりです。

円相場はきょう、138円台をつけたばかりで、1日でおよそ2円も値下がりする急速な円安となっています。

市場関係者は「この後岸田総理の会見があるが、急速に進む円安に対して何も手を打てないという事が市場に見透かされ、歴史的な円安が加速している」「節目らしい節目がなく、さらに円安がすすむと見ている関係者は多い」と話しています。

しかし実態は円安というよりもドル高です。世界で最も利上げを指向するドルが買われるのは必然で、その他の通貨に対しては過剰に円安というわけではありません。

こちらは外為どっとコムの為替レート一覧です。2022年7月14日 23時頃

Fx

これを見ると、ドル高ですが、EUR/USDも1.00を切っています。これは実に20年ぶりです。

WTI(原油)も100ドルの節目を切って大幅に下落しています。

2022年7月14日 23時頃

Wti

ロシアウクライナ戦争が始まって瞬間的に130ドルを付けた原油相場は今週に入って急落、100ドルを大きく割り込んでいます。

これらより、日本円が弱いのではなく米ドルが強い、と言えます。

 

あらゆる経済活動に必要な原油が下がるのは朗報です。

ドル円が2%上がっても原油が10%下がればガソリンの店頭価格は下がります。

しかしこちらは報道されません。

 

過剰に現政権を批判する声には、眉に唾を付けて聞かねばなりません。

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