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2021年10月26日 (火)

1型糖尿病の岩田稔投手、お疲れ様でした

プロ野球のセ・リーグはヤクルトが優勝しました。おめでとうございます。

一方で、1型糖尿病を抱えながら投げ続けた阪神タイガースの岩田稔投手が引退しました。

https://hochi.news/articles/20211026-OHT1T51174.html?page=1 スポーツ報知 最終閲覧日2021年10月26日

阪神・岩田稔投手が試合後に引退セレモニーに臨んだ。場内には16年間のVTRが流れ、1型糖尿病患者からの感謝を伝えるメッセージも放映された。岩田はスピーチでファンや周囲への感謝を口にした。以下はスピーチ全文。

 今日はこのような盛大なセレモニーをご用意して頂き、本当にありがとうございます。

 タイガース関係の皆様、スタッフの皆様、監督、コーチ、チームメート、トレーナーの皆さん、本当にありがとうございました。

 私は2005年にタイガースに希望枠という形でお世話になり、はや16年がたちました。その中で入団会見の時に「1型糖尿病患者の希望の星になりたい」という思いを胸に頑張ってきました。それがようやく形になったのが、3年目が終わった後、4年目の2009年からです。そこで1型糖尿病患者を招待して、頑張っている姿を見せられるように日々、努力してきました。

(以下略)

 

岩田稔投手の詳細はこちらをご覧下さい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E7%94%B0%E7%A8%94

優れた投手でしたが高校時代に1型糖尿病を発症。それでも野球を続けてプロ入り、2009年WBC優勝メンバーにもなりました。

その後は苦労して・・・というか自分もまさか、今まで現役を続けていたとは思っていませんでした。

 

1型糖尿病は、インスリン注射を欠かせば生きられない厳しい病気です。さらに、インスリン注射が多かったり運動量が多かったりで低血糖という状況になれば生命の危機に直面します。

運動量・時間の予想が立てば、血糖値の調節は何とかなるのですが、投手という、何球・何回投げるかも分からないポジションでは、常に低血糖による生命の危機と隣り合わせです。

そんな過酷な状況でも16年頑張り抜いたのは、社会的ハンディを抱えがちな1型糖尿病患者の希望の星でありたい、という使命感が強かったのだと思います。

 

岩田稔投手、本当にお疲れ様です。

今までの貴重な経験を野球・1型糖尿病に生かして、今後の人生でも活躍されることを願っています。

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