日本でインフル4人は少なすぎる
インフルの流行が今年はゼロに近いそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4eb300cc1989399c1deeb11b18cd4d830d76777a (Yahoo!JAPANニュース FNNプライムオンライン)
新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されているインフルエンザだが、2020年の患者数は大幅に減少していることがわかった。
厚生労働省が発表したインフルエンザの発生状況によると、9月20日までの1週間に、およそ5,000の医療機関から報告された患者数は4人だった。
2019年の同じ時期の5,716人と比べて、1,000分の1以下となっていて、大幅に減少していることがわかった。
新型コロナウイルス対策でのマスクやソーシャルディスタンスが感染リスクの大部分を抑制するのは周知でしょう。基本的には、それによってインフルも抑制できた、と考えるのが自然です。
しかしインフルエンザ患者は少ないにしても、4人ということはないだろう、というのがプーの感想です。
今のような非流行期には、インフルエンザの検査は普通検査は行いません。「検査前確率」が極小な状況で検査して陽性の場合はその的中率が低い(=偽陽性が多い)ので、検査そのものの意義も低いです。従って、通常は検査しません。一部の検査を強く希望する人達に対してだけ行います。去年はそんな人達の中から陽性者が5716人出たという話で、真の感染者がそんなに出たわけではありません。
それに対して今年は、みんな意識がコロナの方に行っていて、夏でもインフルエンザを気していた人達がコロナを気にしてインフルエンザの検査を受ける人が少なかった、という可能性は考えられます。
そんな疑念に答えるには、コロナ統計でやっているように、検査件数も発表するのと、一部地域でコロナと同様にインフルエンザ検査を行ってみる、という方法が考えられます。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61953950X20C20A7XB0000/ (日本経済新聞 最終閲覧日2020年9月29日)
富士レビオ社によると、一度の検体採取でコロナもインフルも同時に測定できるとのことです。
これを使って、実際のインフルエンザの流行状況も把握できれば、と思います。
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