アメリカの失業率が14.7%に増加、世界恐慌以来
アメリカの雇用統計は、新型コロナウイルス感染症の影響が甚大で、世界恐慌以来の悪い結果でした。
https://mainichi.jp/articles/20200508/k00/00m/020/290000c (毎日新聞 最終閲覧日2020年5月9日)
米労働省が8日発表した4月の雇用統計(速報値)によると、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数は、季節調整済みで前月比2050万人減となり、第二次世界大戦後で最大の減少幅を記録した。4月の失業率は14.7%と前月(4.4%)から急上昇し、戦後最悪だった1982年11、12月(10.8%)を上回り、30年代の大恐慌時に次ぐ水準まで悪化した。
アメリカは、欧州主要国や日本での流行が次第に終息に向かう中でも拡大が止まらず、現在の感染者数は100万人を突破しています。
(worldometers 最終閲覧日2020年5月9日)
アメリカの医療制度のアキレス腱と言える無保険者の存在が致命傷になってしまいました。
感染拡大を防ぐにはロックダウンするしかないのですが、それによる経済状態の悪化も、同様に極めて深刻です。
上述のように失業率14.7%、非農業部門雇用者数はマイナス2050万人という戦後最悪の結果です。
感染拡大と雇用はトレードオフですが、現状では板挟みに陥っています。
無制限の金融緩和により株価は保てていますが、国民に仕事がないのでは実体経済でマネーは行き渡りません。
何かのきっかけで暴落が起こると思われます。
一方で日本はどうでしょう。
4月28日(火)に発表された3月の失業率は2.5%です。4月分の発表は5月29日(金)です。
ちなみにユーロ圏の失業率は3月分が7.4%です。4月分は6月3日(水)発表です。
中国は2月の失業率が6.2%だそうですw
日本の緩いコロナ対策が成功したのかどうかは、それ次第です。
100万人あたり死者数は欧米より圧倒的に少ないです。
経済でも損害が少なければ良いのですが。
ユーロ圏よりも少し低くて6%くらいかな、と漠然と想像します。
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