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2020年5月 1日 (金)

アビガンの国内使用は早計

アビガンは諸外国から大人気です。それでも、国内での使用は時期尚早と考えます。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200430-00000537-san-pol

茂木敏充外相は30日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス感染症の治療薬として効果が期待される国産の新型インフルエンザ薬「アビガン」について、80カ国近くから提供要請を受けていることを明らかにした。政府は希望する国々に無償提供を行っており、30日時点で39カ国への供与を調整済みとした。

これだけ期待されている薬ですが、日本では承認されていません。

 

アビガンは富山化学工業が開発した薬で、元々は抗インフルエンザ薬でしたが、催奇形性(妊娠中に服用すると胎児に異常を起こす)の副作用のため普及しませんでした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%93%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%AB

(Wikipedia 最終閲覧日 2020年4月30日)

しかし、中国で新型コロナウイルス感染症患者に投与したところ治療効果が高かったようです。

日本でも治験が進んでいますが、まだ普及出来るほどのデータは蓄積されていないとのことです。

 

実際のところ効果はあるのでしょうけれど、以下の理由で今すぐ日本で使うわけにはいかないと考えます。

・供給量が限られている中で使用を許可すると激烈な争奪戦が起こる。

・催奇形性の副作用のため、一般の医療で使うには危険がある。

・日本では新型コロナウイルス感染症での死亡例が少ない。

 

以上により、日本ではまだ普及していません。

実際には、重症例では倫理委員会での審議を経た上で使用されています。

重症化する前に使わないと効かない、という話も聞かれますが、

いつでも誰でも使って良いかと言えば、「薬害」の恐れのある薬は慎重であるべきです。

過去にも予防接種、サリドマイド、薬害肝炎・エイズなどの苦い経験があるのですから。

 

今は治験を海外に任せて、国内では在庫を増やしていく段階と思います。

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