オータ二刀手といえども
2016年プロ野球の表彰選手が発表されました。大谷選手はMVPに、投手・DH部門の二刀流でベストナインに選出されました。素晴らしい選手であることに異論はありませんが、投手としては盛られているのではないかと思います。
http://npb.jp/award/2016/voting_bt9.html
プロ野球では、「投手」は野手・捕手等に比べて別格の扱いなのだと聞いたことがあります。
曰く、「投手」は「投手」であり、「選手」とは呼ばれない。
「一塁手」「外野手」「捕手」など一括りに「選手」と呼ばれるが、「投手」は「投手」と呼ばれ、「選手」とは呼ばれない。
そういう観点では、大谷選手は何と呼べば良いのか。
プーは、「オータ二刀手」と呼んでみました。「二」は漢字の方です。カタカナではありません。
今現在、「二刀手」は検索しても出てきません。
本当は、日本シリーズで大活躍して、こう呼びたかったのですが、広島側のマークが厳しく今ひとつでした。
まあ、来年には相応しい実力を身に付けてタイトルを総なめにしてメジャーに移籍すると思うのですが。
しかし冷静に考えて、MVPとベストDHに異論は無いにしても、投手部門の受賞には疑問があります。
投票結果の次点である石川歩投手は14勝5敗、防御率2.16。その次の和田毅投手は15勝5敗、防御率3.04です。オータ二刀手は10勝4敗、防御率1.86と、勝利数は、パ・リーグ全体で8位タイであり大きく劣ります。防御率1位のタイトルは規定投球回数に3だけ足らず受賞を逃しています。
それを補うのは165km/hの日本記録と日ハム日本一という話題性です。
プーの個人的には、「話題」や「将来性」を授賞理由にするのは好きではありません。
それで、ノーベル平和賞のオバマ大統領やマララ・ユスフザイさんの件でノルウェー政府を批判しました(受賞者の批判はしていませんよ)。
だって、評価されるべきは「結果」第一であるべきだし、結果を出しながら受賞を逃した人が現実に存在するわけですから。
そんなわけで、オータ二刀手には是非とも来年にはベスト投手に相応しい成績を上げて貰って、日ハムが年俸を払えずにポスティングでメジャー移籍してもらいたいです。
来季の年俸はいくらになるでしょうか。
今季は2億円。5年目の来季は5年目2億7000万のダルビッシュ以上のインパクトで3億円でしょうか。これ以上は球団が払えないと思うので、あとはメジャーで稼いでくれとなるでしょう。
プーはオータ二刀手のメジャーでの大活躍を願って応援しています。
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コメント
大谷のベストナインW受賞については、張本氏も異論を唱えていましたね。 今回ばかりは僕も頷くしか有りませんでした。
実は大谷のベストナインW受賞を祝福する記事を書こうと思っていたのですが、張本さんの批判意見を読み、確かにその通りだと思ったので思い止まりました。
大谷選手がメジャーに行くとしたら投手と野手のどちらでしょうか?
僕も以前はどちらかに専念すべきだ、特にインローを打つ打撃に凄みを感じたので野手かと思ったものですが、ここ2年の活躍を観ているとこれまでの野球選手の枠を飛び出した規格外の選手に、僕ごときの価値観で語るべきでは無いと感じた次第です。
僕はやはり二刀流の大谷選手が見たい。
どちらかに専念が条件なので有れば、日本で二刀流を続けて欲しいというのが正直な気持ちです。
投稿: ちゃんちゃん | 2016年11月30日 (水) 01時37分
ありがとうございます。同感です。
二刀流のままでメジャーに行けるかとなると・・・
彼がプロ入りする時に、自分は広島だったら投手にして恐怖の9番打者として早くから活躍出来ると思っていたのですが、そんな常識の枠には収まらなかったですね。敢えて困難なパ・リーグのチームに入って二刀流を成功したのですから。
その考えの延長からは、素人的にはDHのないナ・リーグの球団に入って投打に活躍して地位を確立していく、と思うのですが、彼ならメジャーでも投手とDHを両立してくれそうな気がします。
投稿: プー | 2016年11月30日 (水) 21時16分