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2016年2月 6日 (土)

マイナス金利は失敗だった

先週末の突然の黒田日銀総裁のマイナス金利発表は、その場ではインパクトが大きかったものの、金回りの改善よりも負の側面の方が大きいようで、再び円高株安に向かっています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160205-00000122-mai-brf

マイナス金利の導入を日銀が決めてから5日で1週間が過ぎた。決定直後は株高・円安が進んだものの、5日の東京株式市場は日経平均株価が1万7000円台を割り込み、外国為替市場でも円高が進行。日銀の決定前の水準に逆戻りし、「マイナス金利」効果は早くも消えた形だ。一方、3メガバンクがこの日、定期預金金利の引き下げを決めるなど、個人の資産運用に見直しを迫る動きは加速している。

タダ同然の預金金利がこれ以上引き下げられても個人にとっては大した問題ではないですが、市中銀行への負担が大きく、個人の預金者にも間接的に波及します。

市中銀行にとっては、日銀にお金を預けているとマイナス金利となるので、企業などに対して積極的に貸し出しを行うことになります。これ自体は金回りを良くなるので好ましいですが、貸し出しの審査が緩くなり、焦げ付きの割合が増えることになります。
また、マイナス金利によって日本国債の利回りが低下し、これを保有する銀行の収益は悪化します。

銀行が苦しくなれば、個人の預金へのコストの転嫁が進みます。
預金金利にマイナスは不可能ですが、口座維持管理料金の設定や、引き出し手数料の増大という形で実質的なマイナス金利が降りかかってきます。

そんな将来が見えてきてしまったので、マイナス金利発表後の株高・円安の噴き上げも帳消しどころか「むしろマイ」になっています。

何でそんなことになったのか。

経済・金融分野は内閣・財務省・日銀が一体でないと有効な政策が打ち出せません。
本来はアベノミクスによる税収増を投資や給付金に使えば金回りは良くなり、緩やかなインフレも達成出来るはずです。
しかし本件は日銀の独走です。
協力すべき内閣と財務省が甘利大臣辞任により不仲となったので、日銀単独でやるしかない、という状況でした。

通貨安(→輸出増と輸入品値上げ)によるインフレ狙いで、日銀の権限として金融緩和と国債買い取りを既に行った後ではゼロ金利からマイナス金利に下げるより無かったのでしょう。

世界経済が不安定な中で、日米がしっかりしなくては大恐慌が起こってしまいます。
日本の脱落を喜ぶのはアメリカ、一人勝ちを狙っているのでしょうか?? TPP関連で軽く嫌がらせをしてみた、程度であることを祈っています。

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