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2015年9月12日 (土)

ロシアも経済危機

中国の対日戦勝70周年式典に参列したときのプーチン大統領の不機嫌な表情は印象的でしたが、中国に擦り寄って裏切られたということなら納得です。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150910-00010000-fsight-int

 ロシアのプーチン大統領は9月3日、中国の対日戦勝70周年式典に参列、習近平国家主席の右隣に立ち、中露の盟友ぶりを誇示した。同大統領の訪中は、2000年の就任以来これが24回目。この間の訪日は4回で、最近の北方領土問題での反日志向と併せ、すっかり中国一辺倒に舵を切った形だ。3日夜の首脳会談では、30近い経済協力文書が両首脳の見守る中で調印された。だが、いずれの案件も中国の消極姿勢が目立ち、ロシアの経済苦境を救う案件はなかった。欧米の制裁で中国が頼りのロシア経済にとって、中国の冷淡な対応は誤算だ。

ロシアは去年2月のソチ五輪の時が頂点でした。直後のウクライナ騒乱で日米欧との関係が悪化、その一方で6月から原油相場は下落し続け、1年経った今は45ドル。輸出金額の7割を占める燃料が半値以下ではロシア経済は到底立ちゆきません。

頼る相手は中国しか無いのですが、その中国が内情か謀略か、投資を渋っています。
記事では、大型油田の開発、パイプラインの建設といった投資の合意が実行されていないとのことです。
そしてロシアの通貨ルーブルの相場はソチ五輪時点の1ドル36ルーブルから直近67ルーブルに下落、去年末の大幅利上げの混乱のレベルに迫っています。

プーチン大統領は悔しくて堪らないでしょう。
おそらくは日本と仲良くしたかったはずです。北方領土を返すだけで莫大な投資を得られて容易に建て直しが効くのですが、ウクライナ騒乱により疎遠になり、逆に中国の傘下に入らされ、北方領土に首相他を訪問させられ、戦勝式典に参加させられ、支援の合意も反故にされました。
中国に利用されて捨てられたのです。

しかし記事では、「脱露入米」へ向かう中国、と書かれていますが、それは違うと考えます。
戦勝式典には日本も欧米も首脳を派遣しませんでした。日米欧は中国相手に一線を引いたのです。

(9/14追記)中国は最近、保有する米国債を売り始めました。アメリカには日本のような利用価値はもう無い、と思われたでしょう。(追記終わり)

中国は工業による輸出が生命線ですが、賃上げ・元高に天津他の爆発事故により必然的に衰退の道を突き進んでいます。
投資だけは活発でしたが、個人投資家はバブル崩壊で「跳楼」し、外国の資源開発も商品相場値下がりにより回収できません。

経済危機に立たされた2つの軍事大国が隣り合っていたら・・・生き残りを賭けて戦争が起こってもおかしくはありません。

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コメント

お久しぶりです!
プーチンは苦悩しているんですね!
北方領土は日ロで特区にすべきですよね。
アメリカがYESじゃないんでしょうけど。
米中はつながっているですかね?

投稿: パズ | 2015年9月16日 (水) 22時30分

コメントありがとうございます。

中国が米国債を売り始めたので、米中関係は以前よりかなり悪化していると考えています。

投稿: プー | 2015年9月18日 (金) 06時51分

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