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2015年6月13日 (土)

平均寿命も健康寿命も上がっているが

日本国の高齢化は避けられませんが、その衝撃を緩和するために、高齢者の健康を保つことは必須です。誰でも寝たきりで生きたくはありません。ピンピンコロリを目指した生活習慣を心掛けたいです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150612-00050134-yom-soci

最新の科学データを総合すると、「現在の高齢者は10~20年前に比べて、5~10歳は若返っていると想定される」と評価。高齢者の健康状態は個人差が大きいが、「高齢者が就労やボランティア活動などに参加できる社会を創ることが今後の超高齢社会を活力あるものにするために大切だ」との声明を出した。

自分の医師としての経験からすると、20年前より10歳若返っている、という感覚は理解出来ます。
自分が駆け出しの頃に70歳代で多かった脳卒中が80歳代に遅れてきている印象があります。そして、脳卒中を起こさなければ90歳代でも介護不要のお年寄りも多くなってきました。

一方、厚労省の統計はというと、それほどは伸びていません。
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2014/003868.php
http://www.garbagenews.net/archives/1940398.html
平均寿命は1993年と2013年の比較で、男性76.25→80.21、女性82.51→86.61。4年ずつの増加です。
健康寿命も伸びていますが、平均寿命に対して男性は-9、女性-12で、同様にしか増えていません。

このギャップは何だろう、となりますが。
思うに、健康を意識する人としない人の差が大きくなってきた、ということなのでしょう。

最近、健康を保つための方法論はかなり確立してきました。
我が国の死亡数への各種危険因子の寄与の度合い、というデータがあります。
喫煙と高血圧が10万人超、以下、運動不足、高血糖、塩分過多、飲酒、ピロリ菌、B・C型肝炎、悪玉コレステロール、質の悪い脂肪の摂取、肥満までが2万人以上です。
要は、これの逆を行けば良いのです。全部を守るのは困難ですが、これらは重複すると加速度的にリスクを増すので、最低限でマネジメントするのが現実的でしょう。

これを怠る人は長生き出来ません。
煙草の吸いすぎで肺気腫、高血圧・糖尿病を放置して脳卒中・心筋梗塞、酒の飲み過ぎで肝硬変、肥満・運動不足で歩けなくなる。こういったことが60歳代のうちに起こって、死ぬか、死んだ方がマシ、という事態に陥ります。
それを覚悟して生きている人には治療困難ですが、知らないけど長生きしたいという人も多く、そこが医療スタッフや厚労行政の腕の見せ所です。

一方、

同学会では、今後、これらのデータを基に、現在65歳以上とされている高齢者の定義を変更する必要があるかどうかも検討する。

という点については、何だかなあ、という気がします。
ハッキリ言えば年金の受給開始年齢です。国民の正当な権利である一方、現状の賦課方式では若年層にとっては利権に見えるわけです。
プーとしては、国家の保障する権利は国家の存続の妨げになるなら制限せざるを得ない、というのが持論です。
これを公の場で議論すると大変揉めるので、出来れば角の立たない解決策が見付かると良いですが。
そうすると、景気拡大・インフレの継続しかありません。アベノミクスは続くでしょうか。

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