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2015年6月18日 (木)

選挙制度改革に失敗した香港。そして日本は?

中国主導の選挙制度改革を否決して喜んでいる人が多いようですが、絵に描いた餅を夢見て現実の団子を捨てたのではないか、と危惧します。そしてそれは、日本にとっても他人事ではありません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150618-00000025-jij_afp-int

【AFP=時事】(一部更新)香港(Hong Kong)の立法会(議会)は18日、中国政府が支持する香港行政長官選挙の制度改革案を否決した。

(中略)

同改革案は、2017年の次期行政長官選挙で香港市民に1人1票の直接選挙を認めているものの、立候補については中国政府寄りの「指名委員会」が承認する候補者以外は認めない内容で、野党議員や民主派の活動家らは「偽の民主主義だ」などと反発。市内では大規模な抗議行動が起きていた。【翻訳編集】 AFPBB News

確かに、「偽の民主主義」と批判する気持ちは良く分かります。直接選挙といっても立候補が不自由なのですから。
しかし自分は考えます。100点満点などは最初から不可能で、30点でも現実に取れるなら、ひとまず受け取っておくべきだと。

逆に中国の立場で考えれば、選挙制度改革の否決は願ったり叶ったりです。「民主化の道筋を付けたがお前等が拒否した」と言えるからです。そして、そんな結果を導くように議員達を動かすことは、中国なら出来るというか、絶対やっているはずです。

今回の制度改革案否決に意味があるとすれば、中国の面子を潰したことです。
「中国の思い通りにはさせない」というメッセージが世界を駆け巡れば、中国の脅威に曝される国々の勇気になります。
中国がそこを考えないはずはなく、名を捨てて実を取った、というところなのだと思います。

翻って日本は、集団的自衛権を巡って政局が紛糾しています。
集団的自衛権は違憲だ、まず改憲しろという意見が多いです。しかし改憲は当分不可能です。少なくとも来年の参院選までは。
個人的には、理屈で言うなら自衛隊が既に違憲です。しかし国際社会の現実は、日本国憲法の前文にある、「平和を愛する諸国民」という前提が間違っています。この現実に対して日本国民の生命財産を守るには、アメリカと組んで中国の侵略を食い止める必要がある、というのが自分の考えです。そしてそのためには、正論だが実行不可能な改憲より、邪道だけれども現実的に立法可能な安保法制の成立で対応するしかないということになります。

そうこうしているうちに中国が自壊してくれれば、改憲の必要性も無くなってしまうのだけれど、それでは彼等にとっては困るというものです。

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