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2015年5月23日 (土)

非核と平和は違うので

核拡散防止条約(NPT)再検討会議は決裂。現実はそんなものです。被爆者達の失望は、怒りの向けどころに困っているとも推測します。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150523-00000036-mai-soci

米ニューヨークの国連本部で約1カ月にわたって開かれていた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は、決裂という最悪の結果となった。広島、長崎への原爆投下から70年の今年、被爆者たちは「核兵器なき世界」に向けて前進することを願っていただけに「核の恐ろしさが分からないのか」と失望を隠さない。一方で「諦めるわけにはいかない」と核廃絶への決意を新たにする声も聞かれた。【高橋咲子、加藤小夜、石川裕士、樋口岳大、小畑英介】

核廃絶は人類の重大な課題ながら、解決への道は非常に険しいです。
なぜなら、核が恐ろしいだけに、持っている国にとっては抑止力として手放せないからです。
第二次世界大戦後も世界各地で戦争紛争が行われてきました、核兵器を持たない国々ばかりです。

逆に、悪の枢軸と名指しされたイランも北朝鮮も核保有国なのでアメリカは手出ししていません。
アメリカ本土を攻撃する能力は無くても、政権が崩壊して核がテロリストの手に渡ったら恐怖です。
まあ、既に一部はテロリストに入っているでしょうが、濃縮・弾頭化・小型化などに関わる技術者まで流出するのが更に危険なんだと思います。

テロリストが核テロを起こすことに対する抑止力としては、やったらテロ組織鏖、大人しくしていたらテロ掃滅作戦後も幹部の生活は保証する、という飴と鞭戦略があるのだと勝手に想像しています。

ところで、いつもは舌鋒鋭い被爆者の皆さんも今回は歯切れが悪いです。
「誰が」悪いと言えないからです。
今回の会議が決裂した背景には、日本による世界の指導者達の被爆地を促す提案が中国によって拒否されたことが大きいです。
日本国政府は、被爆者達に寄り添う姿勢を保ちながら、NPT決裂を中国の所為にすることが出来ました。
だから被爆者の皆さんは今回、日本が悪いと言えないのです。

NPTが合意できないのは最初から分かっていたことです。
日本国政府は上手く立ち回った、と思います。

核廃絶は、誠に残念ながら、冷戦が完全に終了するか、核兵器以上の超兵器が出現するまで待つしかありません。
それまでは、核兵器が現実に存在することを前提に国家戦略を立てていかなくてはなりません。

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コメント

反原発や核兵器廃絶をとなえているヤカラは、『何故か知りませんが、ソ連や中共の核(実験を含む)には文句を言いませんでした』からね(笑)

日本やアメリカの原子力は悪(きたな)い核。中国やソ連(ロシア)の核はきれいな核。

そうそう日本の原発を止めて(地震もないのにしょっちゅう故障する原発のある)韓国から電気を買えなんてのもありましたっけ?

ネット社会ではそういう偽善ぶりが簡単にあばかれてしまいます。

自称・被爆者の皆さんは何故中国を非難しないのでしょうか?

投稿: みやとん | 2015年5月24日 (日) 19時05分

コメントありがとうございます。

被爆者の皆さんは「自称」なのですか!?
まあ、NPTの「誰に」対して失望したかを明らかにしない時点でお察し、ということでしたね。

投稿: プー | 2015年5月24日 (日) 21時38分

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