これが、AIIBに対する答えだ
麻生財務省がアジアインフラ投資銀行に対抗して既存のJICAとADBを拡充するそうです。安倍首相訪米でどんな話をしてきたか分かりませんが、アジアの朗報です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150503-00050103-yom-bus_all
【バクー=五十棲忠史】麻生副総理・財務相は3日、アゼルバイジャンの首都バクーで、アジア向けのインフラ(社会基盤)投資を官民一体で拡充していく構想を表明した。
以前書いたように、或いは安倍首相や麻生財務省が言及したように、AIIBはサラ金みたいなものです。
安易な出資と手抜き工事によって発展途上国に鬼城(ゴーストタウン)と禿げ山と砂漠を量産する機構です。
日本のAIIB参加を促す勢力は、アジア開発銀行(ADB)の融資審査が厳しすぎて発展途上国の発展を阻害していると言います。
そんな批判にある程度答えたのが、本件です。AIIBに参加するのではなく、です。
国際協力機構JICAを使うとは名案です。ADBは多数の国が出資していて機動的な増資が困難だからです。おっとこれは無償援助だった
首脳訪米直後のタイミングなので、何らかアメリカへの根回しが行われたと思われますが、「米国債で出資して良いですか?」「いいよ売らなければ何しても」といったやり取りでしょう。
記事で麻生財務省は語っています。
良質なインフラ投資を促進するための新たな構想を推進する。
そう。日本のインフラは良質なのです。
インフラは、長持ちしてこそ経済効果を発揮します。
中国の高速鉄道が事故後に埋められたのは記憶に新しいです。
韓国の建物は、三豊百貨店、聖水大橋、パラオKBブリッジなど、実績豊富です。
発展途上国は、中国を敵に回すと怖いから、AIIB参加を渋々表明しています。
そして中国の言うなりに出資を受け入れ、壊れると分かっている建物を建設させられるのです。
日本が強ければ、或いはアメリカの後ろ盾があれば、誰かの支配下であることに変わりはなくとも、もっと幸せになれるのです。
かつて提唱された、「大東亜共栄圏」や、「八紘一宇」の標語は、本当はこういう魂を入れたかったのだと思います。
軍国主義その他ムニョムニョによって汚された理想を、今なら正しく実現できるかもしれません。
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