中国を前に日米は結束しないと
今回の安倍首相以下の訪米では、日米関係の蜜月がアピールされました。批判する人たちもいますが、中国の脅威に対抗するにはこれしかないと考えます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150429-00000024-jij-pol
【ワシントン時事】安倍晋三首相は28日午前(日本時間同日深夜)、ホワイトハウスでオバマ米大統領と会談し、続いて共同記者会見に臨んだ。両首脳は、再改定した日米防衛協力の指針(ガイドライン)に基づいて抑止力を強化する方針を表明。中国の海洋進出を念頭に「力による現状変更を認めない」との立場を鮮明にした。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設を着実に進めることも確認した。
会見で首相は、新たなガイドラインについて「切れ目のない対応を可能にすることで、より抑止力を高めていく。日米同盟をより効率的、機能的にしていく。日本と地域の平和と安定に資することは間違いない」と強調。法的な裏付けとなる安全保障法制整備に向け国民に説明を尽くす考えを示した。
基本的には常識的な話ですが、一つ分かりづらい表現があります。
切れ目のない対応
です。
中国の正規軍が尖閣諸島に攻めてきたら、日米共同で退治します。
一方、中国が何もしてこなければ何もしません。
しかし所謂「グレーゾーン事態」への対応が問題となっていました。
具体的には、国籍不明の武装集団が尖閣諸島に上陸した場合です。
自衛隊は中国軍かどうか分からないので戦わないのでしょうか。
もしそうだとすれば、中国は必ずそういう形で突っ込んできます。
無人島を占領し、独立を宣言し、中国との外交関係を樹立します。
これで日本国は尖閣諸島を短時間に失うことになります。
逆に、自衛隊や米軍で必ず排除する、という約束にしておけば、中国は手出しをしません。
手出しして返り討ちに遭えば、中国は諸外国から張り子の虎と見抜かれて国際的地位を失います。
これによって東南アジア諸国は日米への傾斜を強め、アジアインフラ投資銀行は頓挫し、中国は内部の不満を抑えきれなくなります。
平和とはそういう意味です。
反戦の主張だけでは、チベットが中国に飲み込まれたように、無力です。
力あっての平和です。
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