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2015年2月12日 (木)

中国の原発は内陸の環境対策

中国が原発建設を推進します。原発はダメなんじゃないですか朝日新聞さん。同国の事情は分かりますが、日本にとっては阻止しなければならない重大案件です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150212-00000004-asahi-int

中国政府は今年、福島第一原発の事故で凍結した新規の原発建設を本格化させる構えだ。5年で発電能力を約3倍に増やし、世界第2位のフランスに迫る計画。膨らむエネルギー需要と環境対策という課題を抱える習近平(シーチンピン)指導部は、「エネルギー生産と消費の革命」を掲げ、原発大国化に大きくカジを切ろうとしている。

単純な電力供給なら、現状で問題はありません。

原油相場は現在50ドル前後、やや持ち直しましたが依然、去年の半値です。

中国経済は、リーマンショック後に大胆な金融緩和で景気回復を果たしましたが、シャドーバンク問題から金融の引き締め、直近は緩和と目まぐるしく変化しています。同国発表の各種経済統計は信頼性に乏しいので実態は不明です。

こと電力供給に限って言えば、中国には原油も石炭も天然ガスもあり、さらにシノペックやペトロチャイナが産油国に多大な利権を握っているので、供給面において日本のような危機感はありません。

そんなことより環境対策です。

中国の化石燃料による発電、特に石炭火力発電が大気汚染を深刻にしています。一説にはこれにより中国北部の人々の平均寿命が5年短縮したというデータもあります。

これが続いては、中国には人が住めなくなります。そうなる前に革命が起こってしまいます。

環境対策は、中国人民と共産党にとって死活問題なのです。

その方策が原発です。

原発は事故を起こさなければ大気汚染を起こしません。内陸は随分綺麗になるでしょう。

廃棄物は海に垂れ流せばとりあえず無問題です(中国的には)。

問題は、大事故が起こったらどうなるか、です。

日本では福島第一原発が爆発して汚染水などの問題が未解決ですが、中国だったら、日本のような対策は採られないでしょう。

日本では汚染水を貯蔵して今後どうするか議論・研究されていますが、中国ならお構いなしに垂れ流すでしょう。下手したら事故自体隠蔽されます。

日本の原発再稼働はどんどん延期し、最短で今年の8月以降だそうです。

日本の原発はお先真っ暗、逆に中国は新設ラッシュ。となれば、技術者はどんどん中国に流出します。

結果、原発を安全に終了させる技術が完成しないまま、50年後には放射性物質ダダ漏れの放置原発が世界中に溢れることになります。それでもまだマシなシナリオです。

その中国も、上海ディズニーランドの開園が延期されるくらい、先行きは不透明です。

果たして現在建設中の原発が軌道に乗るのか。

やっぱりダメだった、という結論を得てからでないと正しい方向には動き出さないのか。

最近の動きは、個人的には非常に残念です。

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