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2015年1月25日 (日)

イスラム国、無茶振りから一転

イスラム国、ずいぶんハードルを下げてきました。今度は現実的です。しかし日本政府としては、もう一歩だけ踏み込む強気を見せて欲しいです。後藤氏の生還は成るのか、注目です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150125-00000502-san-int

イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束された後藤健二さん(47)とみられる男性が、湯川遥菜(はるな)さん(42)は既に殺害されたとの声明を読み上げる画像がインターネット上に掲載された。安倍晋三首相は25日未明、関係閣僚会議の冒頭で「このようなテロ行為は言語道断の許し難い暴挙で、強い憤りを覚える。断固非難する」と述べた。これに先立ち、菅義偉官房長官は官邸で緊急の記者会見を行い、配信を確認するとともに「残る後藤氏に危害を加えないよう、直ちに解放するよう強く要求する」と強調した。

やはり72時間という期限は嘘でした。

しかし、人質は二人とも既に死亡しているとまで考えた自分の予想は外れたようです。

映像中の後藤氏の発言は時系列に沿ったものであり、事前に用意されたものとは考えづらいです。

一方で湯川氏は、経歴や容貌から判断するに脆弱で、半年近くの人質生活には耐えられないと思います。

この72時間の日本政府などの動きを見て、イスラム国は落としどころを探っていたものと考えられます。あるいは、日本政府の意向が何らかの形で伝わったかもしれません。

後藤氏には母親・弁護士会その他支援者が沢山付いてきました。一方で湯川氏は遥かに重い自己責任を問われ、ほとんどの人から同情されません。

そんな経緯を総合的に勘案し、落としどころとして、日本政府が頑張って働きかければ実現可能な、ヨルダン政府に収監されている同胞との人質交換、と考えたのでしょう。

日本政府としても、2億ドルの無茶振りを蹴ることが出来たと言う点で、少なくとも表向きは面子を保ったことになります。

これで手打ちにするかどうか。

日本政府としてはもう一歩踏み込んで欲しいです。

湯川氏の死に対する何らかの制裁はあって良いと思います。

例えば、仲介役となるヨルダン政府のテロ対策の援助を増額とか。

名目としては、(テロの温床となる、とは言わずに)貧困層の就労のためのインフラ整備として、という形です。

軍事的手法が採れないのがもどかしいですが、現実的解決が見えたところで決着を焦らず、もう一頑張りして日本が舐められないように交渉して欲しいです。

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コメント

日本が言うべきではないかも知れませんが、『クルド人国家を成立させるべきだ』というのが一番効果的ではないでしょうか。

いくら空爆をしてもベトナム戦争と同じで根こそぎにはできません。
それどころか反欧米・反アラブ等のイスラム国よりのゲリラ兵士をつくりだす可能性の方が大きいでしょう。

地上戦によって占領し、警察力によってゲリラ化を防ぐ。それ以外に方法は無いと思います。
そしてシリアがあの状態では新たに国家を建設するしかないでしょう。
イスラム国以外に可能性があるとしたらクルド人の国家以外にありません。

クルド人(サラデインの末)によってトルコのような世俗国家をつくるしか根本的な解決方法はないのではないでしょうか。

また後藤さん個人はともかく、支援しているヒト達はおかしな連中ばかりのような気がします。
サヨクっぽさ、いや、中韓の影を感じるのは私だけでしょうか?
人質に身代金を払えというのは、拉致した側に金を払えというのと同じです。

既に一人殺したのですから、日本がクルド人国家をイスラム国(と主張している地域)に作るべきだという事をいっても良いと思いますけどね。

投稿: みやとん | 2015年1月25日 (日) 13時26分

コメントありがとうございます。

なるほどクルド人国家。
慌てて調べましたが、独自の国家を持たない世界最大の民族集団。サイクス・ピコ協定で分断され、現在トルコ・イラン・イラクなどに分布。
テロにも深く関与。

これの独立は、イスラエルの前例があるためアメリカなども表立って反対できない。
建国すればテロリストの供給源を激減できる。
なるほど、日本ならではの平和貢献ですね。


しかし後藤さんも母を人質に取られてサヨクの仲間入りですね。


投稿: プー | 2015年1月25日 (日) 19時40分

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