平昌五輪は八方塞がり
2018年の平昌五輪開催が危ぶまれています・・・いや、不可能視されています。歴史的に考えて日本に援助を依頼するのだと思っていましたが、それも厳しいようです。今日からIOC臨時総会が始まるので注目です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141207-00000002-jct-soci
「(韓国・平昌冬季五輪の)そり競技の日本での開催を協議」――財政難による準備の遅れで、「一部競技の日本開催」の可能性も指摘されていた平昌冬季五輪(2018年)をめぐり、こんな具体的な報道が出てきた。
平昌五輪の準備状況としては、概要としてはこちらに記述があります。
簡単に言えば、資金不足、雪不足、会場の施設・アクセスの不備です。
もっと詳しい内容が知りたい人は、アンサイクロペディアをどうぞ。
精一杯の優しい表現で、「気の毒だ」と言っておきます。
問題点を挙げれば、
・五輪を盾に北朝鮮から脅されている。
・日本との共同開催は、2020年東京五輪の準備のために事実上不可能。
・早期に援助を申し出ておけば何とかなったが、今になっても動いていない。
・平昌の降雪量は少なく、スキーなど大量の雪を必要とする競技は不可能。
・スキージャンプやそり競技のノウハウが全くない。
・現地へのアクセスが空港・鉄道共に経済破綻している。
など山積みです。
ソチ五輪は、ジャンプやクロスカントリーなどで相当に雪を盛ったな、という印象がありましたが、ロシアの威信を懸けて行ったのだそうです。
韓国にはその資金もリーダーシップもありません。
歴史的には、韓国はソウル五輪でも日韓ワールドカップでも日本から大きな援助を受けて開催しました。
平昌を成功させるのなら同じ事をするしかなかったのですが、安倍政権樹立と日韓関係の冷え込みとネットを中心とする世論の硬化で今度ばかりはうまく行かなそうです。
日本の援助によって成功したとしても、フィギュアスケートのような花形種目を自国で開催し、そり競技やダウンヒル、ジャンプのようにコストベネフィットの見合わない種目を日本に押しつけ、成功を誇り感謝もしない、(追記)さらに東京五輪にも口を出してくる、という未来は目に見えています。
自分は、以前は一部分催も必要で、あとはどれくらいの譲歩を引き出せるかの問題と思っていましたが、実情は妥協の余地のない状況のようです。
巨額の資金の動く五輪ビジネスは世界の景気低迷により行き詰まっています。
IOC委員達の目を醒まさせるためには、第二次世界大戦時以来の開催中止か、あるいは開催失敗、という劇薬が必要かもしれません。
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コメント
それだけではなくてホテル・旅館等の宿泊施設も無いらしいですよ。
F1の時にラブホテルに泊めたと話題になっていましたが、ホテルそのものが韓国には少ないらしいのです。
これは釜山等の大都市でもそうらしいです。
まして開催地などではほとんど無い(というより全然無い)というわけです。
ハッキリ言って返上以外の道は有りませんね。
投稿: みやとん | 2014年12月 8日 (月) 17時54分
コメントありがとうございます。
ラブホwww
ソウル五輪以降何もしていなかったんでしょうね。
多分、民主党政権が助けてくれると踏んで開催を決めたのでしょうけど、完全に梯子を外されました。
どんな顔で返上するかが楽しみです。
投稿: プー | 2014年12月 8日 (月) 19時38分