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2014年12月14日 (日)

「アベノミクス」ではなく「安倍政権」が信任されたのだ

第47回総選挙は、与党が2/3超えと言われています。今回の総選挙は、いつの間にかアベノミクスだけが争点になっていました。おかしいと思っていましたが、謎が解けた気がします。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141214-00000541-san-pol

第47回衆院選は14日、投開票が行われた。自民党は選挙区、比代表ともに優勢な状況だ。堅調な選挙戦を展開し、選挙前勢力(31議席)並みの議席をうかがう公明党と合わせ、3分の2以上(317議席)を獲得する公算が大きい。この場合、衆院で可決された法案が、参院で否決するか、60日以内に議決しない場合、出席議員の3分の2以上の賛成で再議決し、成立させることが可能となる。

各マスコミは、選挙戦において、アベノミクスの信任かどうかばかり強調するようになりました。

しかし実際には、解決すべき政策的問題は、特定秘密保護法・集団的自衛権・原発再稼働・普天間基地その他、多岐にわたります。

マスコミが他の問題を隠していたのでは? と勘繰ります。

実に、シングルイシューという点では、ずっと使われてきた手法だからです。

2005年総選挙では「郵政民営化」、2009年総選挙では「政権交代」、2012年総選挙や2013年都議会議員選挙では「原発問題」のシングルイシューでした。

そこだけが争点、というのは分かりやすいですが、現実はそうはいきません。

日本を始め多くの国々が行っている間接民主制が、そもそもそういうものだからです。

前述を含め、国家には外交・教育・社会保障など多くの分野で議論の分かれる問題が存在しますが、それら一々に対して総選挙か国民投票をやっているわけにはいかないのです。

たとえ一つの政策課題を決めたとしても、その先には実行力が求められます。実行できない公約を叫ぶ政治家を選んだ国民は不幸です。

例えば原発即時廃止を公約に掲げた政党が選挙で絶対安定多数を獲得したとしても、官僚や技術者や現場作業員にそれを実行させられなかったら実現できないのです。

その政党が解散を先延ばしにしたら、最大4年の時間を無駄にすることになります。

すなわち現実として、今回の安倍政権の信任は、大筋としてアベノミクスだけでなく特定秘密保護法・集団的自衛権・原発再稼働を信任したことになるのです。

マスコミが敢えて採り上げなかったのは、アベノミクスだけ 負けは覚悟したが、特定秘密保護法・集団的自衛権・原発再稼働・普天間基地は信任されていない、反対運動を続けるぞ、という非現実的な意思表示です。

本件と関連して、「是々非々」という言葉があります。維新や次世代が言っていた気がします。

格好良い表現ですが、それではダメなのです。

「是々非々」と言っているうちは連立与党に入れません。第一党の立場を考えれば当然です。

むしろ、連立与党に入ればこそ修正協議が出来、酷い法案には閣議決定を拒否できるのです。

その点、現在の公明党や、民主党政権時の亀井・松原両氏は上手いと思います。

ついでですが、自民党が単独2/3獲得はしない方が良いと思っています。

2/3取ると改憲が視野に入ってきます。

しかし参議院では不可能で、なまじ出来そうな雰囲気になると出来なくて叩かれることになります。

個人的には、それよりも集団的自衛権と特定秘密保護法の弥縫策で十分と思っています。

改憲すると、それこそアメリカのお供で地球の裏側の戦争に参加することになります。

それを拒否するのに、「うちにはおたくが決めた憲法九条があるので」と言い訳できます。

安倍政権を信じない人は、集団的自衛権の次は改憲・徴兵制だ、と言うのでしょうけど、自分はそうは思いません。

信じるか信じないか、という埋まらない溝です。

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