「節電」って聞かなくなったけど、本当は
原発の動かない夏、しかも猛暑です。電力は足りている、と言う人も居ますがとんでもないです。供給予備率3%台では、ちょっとした何かで大停電が起きてしまいます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140804-00000001-khks-bus_all
東北は東日本大震災以降、4度目となる「原発ゼロの夏」を迎えた。東北電力の震災前供給力で4分の1を占めた原発4基(出力計327万4000キロワット)の喪失をカバーすべく、フル稼働しているのが各地の火力発電所。電力供給の最前線では、夏場の需要ピーク期を目前に控えて細心の運営が続く。(報道部・村上浩康)
夏の電力供給は綱渡りです。
供給予備率3%台なんて、台風でどこかの発電所が止まったらその後の晴天でアウトです。
原発を動かすのも綱渡りですが、どうも皆、綱渡りの「谷」の経済面を甘く見ている気がしてなりません。
それは置いておいて。
最近「節電」という言葉を聞かなくなりました。
世の中には色々な立場の人がいますが、強い力を持つ幾つかの勢力の思惑が共通した結果だと思うので、以下に挙げてみます。
・産油国(原油と天然ガス)---節電されたら燃料が売れなくて困る。
・中国韓国---節電されたらソーラーパネルが売れなくて困る。
・原発関係者---節電されたら原発が要らないと思われてしまう。
・マスコミ---節電で熱中症死されたら批判される。
実際の電力の需給は、3年前よりも今の方が厳しいです。
原発は、あの時はまだ動いていました。
原油相場は、変動はありますが今の方が高いです。
一方で我々一般家庭は、節電することで電気代は下がるので、我慢可能なら今でも節電すべきです。
自分は大震災の年の夏に、上手に節電、という記事をアップしました。キーワードは「集約」です。
http://ayoshidamd.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-5707.html
ショッピングモールやレジャー施設。
あの時には切実な景気対策がありましたが、一応好景気と言われる今年は、むしろ節電という意味において、みんなが積極的に出掛けるよう提案します。
| 固定リンク
「経済」カテゴリの記事
- ロシア産原油に上限価格、その影響は(2022.12.04)
- 原発新設は原発終了のためにも必要(2022.08.24)
- 燃料をめぐる欧州とロシアの駆け引き(2022.07.20)
- 1ドル139円だけがニュースではない(2022.07.14)
- 原油が下がれば平和になる(2022.07.07)
コメント