羽生、町田、そして高橋か
フィギュアスケート男子の全日本選手権は羽生、町田、小塚、織田、高橋の順でした。明日ソチ五輪の出場選手が決まるのですが、選考基準は単純ではありません。
ソチ五輪最終予選会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権第2日は22日、さいたまスーパーアリーナで行われ、男子はショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(19=ANA)がフリーでも195・70点の高得点をマークし、合計297・80点で2年連続優勝を飾り、代表入り決めた。
良いか悪いかは別として、羽生結弦選手は滑る前から代表入りが決まっていました。五輪代表の選考基準は、五輪で勝てるかどうかで決める必要があるからです。他にもスポンサーとか貢献度とか集客力とか、「公平」は建前でしかありません。
その羽生選手は、今日のフリーでは、成功率の低い4回転サルコーに挑み(、転倒し)ました。完全に、五輪の練習です。現在最も金メダルに近いパトリック・チャンに勝つには、これの成功が不可欠だからです。転けても全日本は勝てるという判断はあったわけです。
一方、今大会不振の高橋大輔選手ですが、彼も代表入りするのではないかと予想します。
今シーズンは右足の状態が悪く、グランプリファイナルを欠場したり全日本も転倒ばかりで、五輪での好成績は不可能に見えます。
しかし高橋選手のステップの技術はパトリック・チャンに勝るので、あとは4回転ジャンプが成功すれば、金メダルを取れる可能性が若干あります。
そして、ここ数年の実績や、男子フィギュアのパイオニアとしての貢献度を考えれば、何だかんだで高橋選手に決まりそうな気がします。
そもそも、選考基準が高橋ありきです。
公平を第一と考えるなら、全日本の3位までで決めるべきです。
それを世界ランキングまで含めて選考するとなれば、高橋選手が圧倒的に有利です。
大人の事情ってやつで仕方ないのです。
個人的に応援したいのは町田樹選手です。
今シーズンのスケートアメリカでの4回転は凄く綺麗でした。ステップも魂がこもっていて胸が熱くなりました。本人は「ティムシェル(自分の人生は自分で切り開く)」と自説を披露する哲学者です。
今日は唯一4回転を2回成功させましたが、最後に躓いてしまいました。バンクーバーの浅田真央選手を思い出します。巨大なライバルに挑む自分を極限まで研ぎ澄ましすぎてポッキリ折れてしまったようです。
五輪でペース配分が上手く行ってノーミスで滑り切れれば銅メダルは取れるかもしれません。
メタボ系内科医プーは、五輪の日本代表選手も、漏れた選手も応援します。
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