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2013年11月20日 (水)

チベットでの中国の行状を白日の下に

世の中、大人の事情で言えないことも多いですが、スペインの司法は思い切った決断を下しました。中国に喧嘩を売ったと言っても良い事態ですが、欧州・世界の反応に注目です。

 

【パリ時事】スペインの全国管区裁判所は19日、中国の江沢民元国家主席(87)、李鵬元首相(85)ら政権幹部経験者5人の逮捕状を出した。1980~90年代にチベットでの「ジェノサイド(大虐殺)」に関与した容疑とされる。
 AFP通信などによると、裁判所は刑事告発した人権団体メンバーにスペイン国籍を持つ亡命チベット人がおり、中国当局が捜査していないことを理由に逮捕状を出した。スペイン政府は対中関係で難しい問題を抱えることになりそうだ。
 人権団体は刑事告発で、江氏らがチベットでの「大虐殺、人道に対する罪、拷問、テロ」に責任があると主張。裁判所は「当時の政治・軍の高官が関与した疑いがある」との見解を示した。 

チベットの歴史

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2#1980.E5.B9.B4.E4.BB.A3

チベット動乱

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88%E5%8B%95%E4%B9%B1

興味のある人は読んでみて下さい。グロ注意です。

チベットは中華人民共和国によって征服され、大量虐殺、民族浄化、放射能汚染など、多大な被害を被っています。

それに対して世界は、中国の軍事力・経済力・情報工作などにより事勿れ主義を貫いてきました。

亡命政府の長たるダライ・ラマ14世に1989年にノーベル平和賞が与えられたのは、ささやかな抵抗でしょう。

今回、スペインの司法が中国の歴代首脳に逮捕状を出したのは驚きです。

ただ、スペインの全国管区裁判所というのは、国外犯に関わる事件を審理する裁判所で、最高裁判所とは別物です。

仮に江沢民らが逮捕・起訴されて有罪判決が下っても、最高裁で「政治的配慮により」無罪となるでしょう。その前に寿命を迎えていそうですが。

本来は、刑事告発を受理しないのが無難な対応であり、また、人権団体メンバーは胡錦濤だって告発したに違いありませんが、中国嫌いの判事が、彼なりの政治的配慮として現役に近い政治家を外したものと思います。

それにしても、このような話が出ると、EUの対中姿勢が問われることになります。

ファンロンパイ欧州大統領には寝耳に水、役満に振り込んだくらいの衝撃でしょう。

今後中国がどう反応し、EUがどう対応するかで、現在の力関係が分かるというものです。

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