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2013年11月16日 (土)

チョキを出せないとじゃんけんは絶対に勝てない

日本はこんなところでも交渉が下手です。ポスティングシステムは、田中投手のメジャー移籍が取り沙汰される前に決めておかなくてはならない問題でした。

 

米大リーグ機構(MLB)がポスティングシステム(入札制度)の新制度を取り下げて修正案を提出することになり、楽天にも困惑が広がった。星野仙一監督(66)は、メジャー移籍を視野に入れる田中将大投手(25)の移籍と残留の「両方を想定しないといかん」と表明した。また、修正案ではさらに日本側に不利な条件が提示される可能性がある日本野球機構(NPB)は18日の実行委員会で対応を協議するが、長期化を懸念する声も出てきた。

田中投手の今年の活躍は前人未踏のものでした。これにチーム楽天の財政事情もあり、田中投手のメジャー入りは確実と見られています。

「田中をメジャーに送らないと楽天としても困る」

ことで、MLBからは足元を見られているのです。

(どんな不利なルールに決めても、田中を手放さなくてはならない日本側は従うだろう)

という思惑です。

日本側は逆らえないでしょう。

チャンスがあるとすれば。

「アジアシリーズが終わったら田中投手と話そうと思います。一度、彼の意思を確認します。まだ確認していないので」

「田中が(米大リーグへ)行ったときと、行かないときの両方を想定しておかないといかん。予算も変わってくる」

「NPBの交渉が下手。交渉というのは、決裂してもいいという気持ちで臨まないとダメ。突っぱねるぐらいでないと」

立花球団社長と星野監督の言葉です。

これが何を意味するかと言えば、

田中残留のハッタリ

です。

田中投手が残留を仄めかすことで、MLBの意表を突きます。

そして、獲得候補のヤンキースに、助っ人外人獲得交渉の名目で接触して裏工作します。

日本はNPBと選手会が対立して交渉力が弱いです。MLBにもそうなるよう働きかけるのです。

入札金の一部キックバックくらいは譲歩しなくてはでしょう。代わりにヤンキース移籍とポスティング新制度妥結を果たす・・・

問題は、日本側が一枚岩にならないといけない、ということです・・・

辣腕の立花社長には期待しています。

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