« リーマンショックがもう一度アメリカとは | トップページ | 医学部新設には問題が多い »

2013年10月 9日 (水)

今はノーベル平和賞を与えるべきではない

彼女の主張や勇気は賞賛に値するけれども、ノーベル賞となると話は別となります。少なくとも、今年受賞とするには問題です。

 

【ニューデリー杉尾直哉、ロンドン小倉孝保】女性や子供の教育の必要性を訴えるパキスタンの少女マララ・ユスフザイさん(16)が、下校中に武装勢力の銃撃を受けて9日で1年がたった。英国で治療後も一貫して教育の重要性を世界に発信してきたマララさんは、11日に発表されるノーベル平和賞の最有力候補で報道も過熱している。だが、イスラムの教えに反するとして女子教育を認めない立場の武装勢力は7日、再びマララさんを脅迫。地元の人々は報復を恐れ、今も彼女のことを口にできない。

一番の問題は、受賞によって武装勢力が報復に出ることです。

その標的はマララさんだけとは限りません。その周辺で起こるかも知れないし、或いは全く無関係の場所で起こることだってあり得ます。

いずれにしても、避けられる摩擦は避けるべきです。

「テロには屈しない」と言いたいところですが、アメリカの「テロとの戦争」が泥沼化した事から考えれば、いたずらに刺激するのも控えなくてはなりません。

もう一つ、「ノーベル平和賞」の問題です。

どうも最近、実績よりも期待感が先行している印象です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E5%B9%B3%E5%92%8C%E8%B3%9E

こちらに詳しいですが、

ノーベル平和賞はその性質上、他のノーベル各賞に比して政治色が格段に強い。科学三賞(医学・物理・化学)や経済賞などの場合は業績に対し、ある程度客観的な評価と期間を経て選考決定されるが、平和賞は現在進行形の事柄に関わる人物も受賞対象になり、選考委員による主観的評価(毎年選考に向け、ロビー活動も政治行動も多くある)にならざるをえないため、選考結果を巡って世界中でたびたび論議が起こる。

というものです。

近年では、大統領就任直後のオバマ氏だったり、ユーロ問題真只中の欧州連合だったりです。

権威ある賞というのは、客観的な実績に基づいて決定されるべきだと考えます。

高邁な理想を主張するだけなら誰にでも出来ます。

結果を残すことの困難を乗り越えた少数の者にだけ、賞を受ける資格があるのです。

彼女の場合、その主張が広がって、実際にイスラム圏での女子教育が普及した場合に受賞となるべきです。

Banner_13よろしかったら応援クリックお願いします。

|

« リーマンショックがもう一度アメリカとは | トップページ | 医学部新設には問題が多い »

政治」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/420968/53543169

この記事へのトラックバック一覧です: 今はノーベル平和賞を与えるべきではない:

« リーマンショックがもう一度アメリカとは | トップページ | 医学部新設には問題が多い »