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2013年7月17日 (水)

最後は人間の資質

自動操縦が悪いわけではありません。パイロットがしっかり訓練を受けてきたかが問われる問題です。変な訴訟へと発展しないかが気がかりです。

 

[サンフランシスコ/シアトル 15日 ロイター] - 今月6日に米サンフランシスコ国際空港で着陸に失敗した韓国アシアナ航空の214便。中国人女子学生3人が死亡した今回の事故で、安全を追求したゆえの自動操縦への依存が、パイロットの能力の衰えという皮肉な結果を招いたのではないかとの見方も出ている。

飛行機事故と言えば、1985年の日航機墜落事故が有名です。

死者520人生存者4人という大惨事でしたが、これは詳細に検討され、パイロットの訓練の教材として後世に残りました。

パイロットによって救われた事故として有名なのは、2009年の、ハドソン川の奇跡です。

突然のエンジンの完全停止状態から何とか操縦してハドソン川に着水、全員生存の快挙でした。

後に機長は奇跡などではなく積み重ねた訓練の結果であると述懐しています。

翻ってアシアナ航空の件では、どうだったのでしょう。

記事では、自動操縦への依存がパイロットの能力低下を招いたと書かれています。

間違ってはいないけど間違っているような。

自動操縦は便利なツールではありますが、だからといってパイロットが訓練を怠って良いはずはありません。

韓国のパイロットは、1997年の事故以来、自動操縦を勧められていたそうです。

今回の事故当時のパイロットは、同ケースが初めてで、指導教官も教官としては初めてでした。

パイロットの質の低下はきっとあるのでしょう。

気になるのは、今回の事故の件で、乗客83人がボーイング社を提訴したというニュースもあることです。

機体の問題が指摘されていないのにメーカーを訴えるというのが何とも香ばしいです。

現時点ではパイロット側のエラーが濃厚です。原告側が機体の問題を発見できるとは考えられません。

乗客にとっては、アシアナ航空を訴えるのが筋ですが、そこからはお金が取れないと判断したのでしょうか。

だとしたら、そんな航空会社を利用することにも問題があるように思えます。

いずれにしても、裁判になっては真実から遠ざかってしまいます。

今回の事故の教訓が後世に生かされない、などと言うことにならないことを祈っています。

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