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2013年6月17日 (月)

日経平均/NYダウ比でどう?

今度の参院選は今のところ、自民党が圧勝の予想です。予想通りの結果になるかどうかは、経済政策が成功したか失敗したかに掛かっています。目下、大きな調整局面ですが、この辺りで底を打つかどうかが運命の分かれ目です。

 

【ワルシャワ時事】安倍晋三首相は16日夜(日本時間17日未明)、7月の参院選の勝敗ラインについて「自民、公明両党で過半数を目指していくことになる」と強調した。与党の非改選議席が59(自民50、公明9)であることから、両党で63議席以上の獲得を目標とする考えを示したものだ。同時に「自民党単独でのラインを設定するつもりはない」と述べた。ワルシャワ空港で同行記者団に語った。

政治は結果が全てです。

候補者や政党の「公約」「マニフェスト」「アジェンダ」は、全く役に立ちません。

民主党政権は、そのことを如実に表していました。

その政権が交代した今、政治家や政権を評価出来るのは客観的な指標しかありません。

それが日経平均です。

「アベノミクス」「黒田バズーカ」によって、日経平均は15,000を超え、11月の解散宣言前から比べて倍近くに膨れ上がりました。

しかし5月後半になって暴落しました。何処まで落ちるか、多くの人が不安を感じながら見守っているところと思われます。

「異次元緩和発表時点より下げた」というマスコミのミスリードがありますが、現政権の評価は解散宣言から始まっていると言うことを忘れてはいけません。

個人的には、半値戻しの12,000が底と見ています。

先週後半に続落し、週末のNYダウ平均が下げて日経も落ちると思っていましたが、今のところ踏み止まっています。

しかし世界は、安倍政権が順調に参院選で勝つことを許さないと思っています。

安倍政権によって不利益を被った幾つかの国々が何か仕掛けてくると予想します。

世界の何処で事件が起こっても、それは世界中に波及し、日経もダウも上海もDAXもKOSPIも下げてしまいます。

そうすると、結果が全てとは言え、安倍政権の外の要因によって評価が下がってしまいます。

そこで提案します。

政権の経済政策の評価を、日経平均そのものも重要ですが、日経平均/NYダウの比も参考にして判断する、というのはどうでしょうか。

リーマンショックから民主党への政権交代、2009年末くらいまでは日経平均がNYダウを上回っていました。

その後は下がり続け、野田政権では0.7倍を切ることすらありました。

http://www.kabnet.co.jp/1chart_h.html

安倍政権で日経が上がり、ほんの2、3日はダウを超えましたが、どうもそちらからお叱りを受けたようです。

直近では0.85くらいです。

世界で経済的ショックが起きた時に、日経平均とNYダウの比がどうなったかで、対応の巧拙が問われます。

勿論アメリカ発のショックなら当てにならないのですが、近いうちには起こらないと思っています。

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コメント

参院選前に何かありそうですね。

高市発言は序章にすぎず、もっとえげつないことをマスコミを通じて、仕掛けてくるでしょう。あれはイチャモンですよね。

敵は中にいる?

投稿: パズ | 2013年6月20日 (木) 11時18分

コメントありがとうございます。

きっと何かありそうです。
自民党は、中に居る敵を上手く躱してきた歴史があります。
民主党は同じ条件で空中分解しましたが。

日本唯一の政治のプロ集団として期待したいと思います。

投稿: プー | 2013年6月20日 (木) 21時10分

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