国土強靱化は必要だ
この時期にはこんなニュースさえ政治絡みにされてしまいますが、安全への信頼には、コストが必要です。全国で老朽化した道路などがあると言われています。安全のために、公共投資は必要です。
崩れ落ちるコンクリート、炎上する車、充満する煙、「助けて」と叫ぶ声--。山梨県大月市の中央自動車道「笹子トンネル」で2日起きた天井崩落事故は、死者・行方不明者が出る大惨事となった。「トンネルががれきで埋まった」「もう怖くてトンネルを通れない」。車を乗り捨てて命からがら逃げ出した人々は、恐怖と怒りで声を震わせた。「取り残された人がいる」という情報にも、2次災害の恐れから救出作業は難航した。なぜ天井が落ちたのか。点検は適切だったのか。管理する中日本高速道路は「大変申し訳ない」と謝罪したが、安全への信頼は崩れ落ちた。
この件に関して、「コンクリートから人へ」をスローガンに政治を行った民主党を責めるつもりはありません。
しかし、コンクリートを蔑ろにしては人も失われるのだ、という大きな教訓は、今後に生かさなくてはなりません。
公共工事は悪という言われ方もしますが、適切に行われれば社会資本となり、雇用を増やし、安全・安心にもつながるので、必要なことです。
これを政権公約(あるいはそのようなもの)に掲げているのは自民党だけです。
「命を守る」というのは、何もお金を配ることだけではないのです。
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