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2012年12月12日 (水)

個人的な問題では有り得ない

LIBOR不正問題は、リーマンショック以前から存在する根の深い問題ですが、個人の逮捕だけの問題ではありません。世界を巻き込んだ組織ぐるみの犯罪です。それだけに個人の逮捕で済まそうという力が働いているのでしょう。

【ロンドン坂井隆之】英国で経済犯罪などを担当する重大不正捜査局(SFO)とロンドン市警察は11日、短期金利の国際的な指標であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR、ライボー)の不正操作に関与したとして、30~40歳代の英国人の男3人を逮捕し、同国内の3人の自宅を家宅捜索した。3人は年齢がそれぞれ33歳、41歳、47歳の金融トレーダー経験者。共謀してLIBORを不正に操作した疑いがあるが、SFOは3人が所属した金融機関名や容疑の詳細などは明らかにしていない。

 今年6月に発覚したLIBOR不正問題で逮捕者が出るのは初めて。世界の金融界を動揺させた同問題は刑事事件に発展した。

LIBORは、ロンドン市場で主要銀行同士が無担保で資金を貸し借りする際の平均金利。主要銀行の申告に基づいて算出され、企業向け融資や住宅ローンなど、世界の金融商品の価格、金利を決める目安となっている。

 LIBOR不正問題では、英金融大手バークレイズのディーラーが05~09年にかけて、実態より低い水準の金利を申告するなど不正行為を繰り返していたことが発覚。バークレイズは米英金融当局に対して約2億9000万ポンド(約380億円)の課徴金を支払った。

違和感を憶えます。

世界の金融界を動揺させた同問題は刑事事件に発展した。

この事件が明るみになった7月でも市場はさほどに動かなかったものです。

為替相場ではユーロ安は確かに起こりましたが、対円で94円のボトムを付けて以後は反騰しています。

本気で問題になるなら、被害を受けたと主張する金融機関や公共団体が大挙して提訴し、経営の苦しいメガバンクが破綻し、リーマンショック以上のインパクトを市場に与えるはずです。

個人的には、

同問題は刑事事件へと矮小化された。

と訂正したいです。

しかし現実として、本気で問題にされたら世界が滅茶苦茶になってしまいます。

こんな形で幕を引くのは必要悪なのかも知れません。

真実を追究したら世界が崩壊するのでは、臭い物に蓋をした方がマシですので。

それでも、処理を誤ったら大ショックが起こるので、今後とも注意が必要です。

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