本丸は菅直人と海江田
この件で自民党が裁かれないのは何故? とか言いません。権力闘争とはそういうものです。自分はかねがね、民主党・自民党両政権の事故報告を足して2で割ったくらいが真実に最も近いと主張してきました。
東京電力福島第1原発事故をめぐり、東電幹部らが業務上過失致死傷などの罪で告訴・告発された問題で、検察当局が当時の関係者ら100人超をリストアップし、年明け後に本格聴取に乗り出す方針を固めたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。事情聴取は原子力安全委員会(廃止)の班目(まだらめ)春樹元委員長(64)や、東電の旧経営陣も対象。政権中枢にいた民主党議員らの聴取も視野に入れ、来春にも立件の可否を判断するもようだ。
告訴・告発の対象には、菅直人元首相(66)や海江田万里元経済産業相(63)=現民主党代表=ら当時の政権首脳▽班目氏や原子力安全・保安院(廃止)の寺坂信昭元院長(59)ら原発行政担当者▽東電旧経営陣ら幹部-などが名を連ねる。
政権が代わってやはり動き出しました。
民主党政権下での事故報告は甘すぎました。特に、スタンドプレーで被害を拡大した菅直人には厳罰を下すべきです。
また、海江田民主党「現党首」を追及するのは、参議院民主党ひいては小沢一派を追い込む効果もあるので、今回の件は権力闘争の色合いも濃いです。
さらに、自民党は原発を再稼働したい訳ですが、そのためには、原発事故を民主党による人災と位置づけたいのです。
検察の立場では、民主党には尖閣諸島衝突事件で中国人船長釈放を那覇地検の所為にされた怨みがあります。
どんな結果になるか注目です。
気になるのは自民党です。
原発を長年推進してきた自民党にも結構な責任があるはずですが、今回の告訴告発の対象になっていません。
民主党政権下の事故調査報告書でも、官邸と同程度の責任しか言及されませんでした。
今は自民党政権だから、というのは当然あるのですが、もしかして当時の官邸が恐ろしく常識外れな対応をしたのかもしれません。
因みに、枝野の情報隠しは必要悪だと思っています。
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