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2012年10月13日 (土)

立つ鳥後を濁しまくり

最近の枝野の発言はブレてばかりです。民主党政権の中では現実主義的で多少の評価の出来た人物だと思っていたのですが、変です。一体何がしたいのか。考えてみました。

枝野幸男経済産業相は12日の閣議後の記者会見で、原発の新増設を防ぐための政省令の改正を検討していることを明らかにした。原子炉等規制法の規定では、許認可権限は原子力規制委員会にあり、経産相は新増設について意見を求められるだけ。原発の新増設の権限をどこが握るのか、民主党政権の原子力行政の決定メカニズムがますます不透明になってきた。
 枝野氏は会見で、経産省設置法に定められた所掌事務に「エネルギーに関する原子力政策」とあるのを根拠に、「前(建設)に進んでも意味がないと電気事業者が判断せざるを得ない」(枝野氏)ような政省令改正が可能との考えを示した。改正対象となる政省令は「まだ検討を省内に下ろしていない」として明らかにしなかった。

 この発言に対し、経産省の担当者は「雲をつかむような話だが、原発関連の交付金を支給しないことが念頭にある可能性はある」という。立地自治体への交付金がなくなれば地元の理解を得るのが困難になり、新増設は事実上できなくなる。

 枝野氏の発言に対し、規制委の事務局を務める原子力規制庁は「どの政省令の改正を思い描いているのかわからないし、精査しないと何ともコメントできない」と困惑。藤村修官房長官は同日、「原発の新設増設をしないという原則の具体的適用について、今後検討していくという趣旨と聞いている。何か決まったということではない」と述べた。

現政権の原発に対する姿勢は、矛盾しています。

2030年に全廃と言ってみたり、いくつかの原発は新規に建設すると言ったり、といった具合です。

今回の話は、

「前(建設)に進んでも意味がないと電気事業者が判断せざるを得ない」(枝野氏)ような政省令改正が可能との考えを示した。

ですが、原発建設を辞めるという話を、枝野の独断でぶち上げた、というものです。

経産相枝野は、原発利権にどっぷり浸かっていると言われていただけに、おかしな話です。

民主党は政権末期です。

民主党代表選よりも自民党総裁選の方が注目されたり、経団連が民主党を無視して自民党と対談してみたり、社会的には終わりつつある存在です。

枝野も同様に、原発業界から干されてきたのではないかと推測します。

枝野としては、そんな動きに対する腹いせと、自民党に対して無茶な宿題を押しつける、という意図があると考えます。

来る解散総選挙で自民党に政権を取らせた後に、その失政を論(あげつら)う対象は、自民党の失政そのものだけでなく、民主党政権のうちに拗(こじ)れさせた問題を解決出来ないことを非難することも含まれます。

それによって、自民党支持率を下げ、参院選では勝とう、という意図が透けて見えます。

民主党は、滅びの美学のようなものは持ち合わせていないようです。

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コメント

経団連会長の原発支持の姿勢・パフォーマンスは国民からみたらウケは悪いでしょう。最近はJAがアンチ原発の姿勢を打ち立てました。国民のアンケートでも原発依存率は低いはずです。今仮に中規模の原発事故ないし福島からの放射能汚染が拡大していることがわかったとしたら、選挙の争点は原発になり自民党も苦戦するんじゃないんでしょうか?

なんで原発に固執するのか未だわからないところがあります。軍事的な威嚇であるならば、次に核を実践で使用した国は相当国際社会から叩かれるでしょうし、日本の技術なら戦略核兵器を撃ち落とす、無効にする技術を考えたほうが世のためだと思います。原子炉が日本のお家芸なのも分かるんですが、直下の地震ではたして保つのか?ベトナムなどでの新興国で維持できるかは疑問です。

次世代エネルギーまでのつなぎで、原子力災害に対処できるよう、半ば実験のように原発を維持するのは大賛成なのですが・・・・・。

先日ニュースで ドイツの原発廃止はドイツ史上最大の失敗と報道されていました。

正直、わからない点が多いです。

個人的には経済的・軍事的な考えではなく、地質学的に直下地震時に原発は保たないと考えています。

投稿: パズ | 2012年10月13日 (土) 19時43分

コメントありがとうございます。

>次世代エネルギーまでのつなぎで、原子力災害に対処できるよう、半ば実験のように原発を維持するのは大賛成なのですが・・・・・。

まさにそれが正しいと自分は考えていますが、世の反原発勢力は、それすらも自分達の「即時」廃止に利用しているのが気に食わないのです。

原発の根本的な考え方は、化石燃料に対するリスクヘッジでした。しかし時代が下って、ウランの方が尽きるのが早いことが分かってからは事情が違ってきます。
ただ現状では原油もLNGも高いです。これを安くするために原発を稼働する必要があります。

ぶっちゃけ、世界中で原発建設してくれれば、原油は下がる、ウランは早く尽きてくれるで、日本人的には良いかも知れません。ただ、中国や韓国では日本国内以上にリスクが高いので勘弁して欲しいです。

投稿: プー | 2012年10月14日 (日) 11時33分

今、国会議事堂前で反原発デモが流行っているみたいです。

NHKでも特集されて、学生や20代の社会人が、デモに参加しているとのことです。

テレビで紹介された学生は、就職活動を投げ出してデモに参加して、自分を発見したと言ってました。

これを見た感想は、自分の鬱憤をデモにぶつけるな!いいから就活しろ!と思いましたが、反原発は流行りなんでしょうね。

プー先生のように深く考える方が少ないのが残念ですね。

投稿: ティガ | 2012年10月15日 (月) 15時08分

コメントありがとうございます。

若者の不満には、就職困難という現実も混ざっているでしょう。
若い人の特権です。ずっとそれでは困りますが。

投稿: プー | 2012年10月15日 (月) 15時51分

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