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2012年10月22日 (月)

下半期はもっとすごいことに

日本の貿易統計は、信頼性の低い強い中国の統計を補完する大事な指標です。中国も欧州も景気が減速していることは由々しき事態です。その一方で燃料代の高いことは景気回復には重い足枷となっています。

半期ベースでの赤字額は、統計が比較可能な1979年度以降最大で、赤字額が3兆円に達するのも初めてとなる。欧州債務危機で世界経済が減速した影響で、欧州や中国向けの輸出が減ったうえ、液化天然ガス(LNG)など燃料の輸入増が続いていることが要因だ。

 対欧州連合(EU)の貿易収支が初めて赤字を記録したほか、対中国の貿易赤字は1兆5309億円と4期連続で拡大し、赤字額全体の半分近くに達している。

 全体の輸出額は32兆1603億円と前年度上期に比べ2・0%減少した。輸出の減少は3期連続だ。米国向けの自動車輸出は好調だったものの、EU向けの自動車や半導体、中国向けの重機用エンジンや鉄鋼が大幅に減った。

 輸入額は35兆3793億円と同2・6%増加した。輸入額は5期連続で増えた。このうち原子力発電所の運転停止を受けて火力発電用の燃料となるLNGは24・3%増、原油は8・3%増と輸入額が大幅に増えた。特にLNG価格の高止まりが大きく響いている。

対欧州赤字は、あちらの緊縮財政の影響があるでしょう。特に南欧債務問題の援助対象国は深刻です。

借金が多いので支出を絞らないと、という気持ちは分かるのですが、金回りが悪くなってより貧しくなります。

かといって積極的な財政出動にはモラルハザードが叫ばれ、援助国が見捨てる可能さえあります。

借金の融通枠を広げて何とか凌いでいますが、時間稼ぎにしかなっていません。

対中国では、今回のニュースは今年上半期のデータなので尖閣諸島問題の影響は僅かです。既に落ち込んでいるところに尖閣諸島問題の影響が重なる下半期は、すごい結果になりそうです。

その一方で増えたのが燃料代です。

今年の5月に一時的に国内原発全て休止となり、7月にようやく大飯原発2機が再稼働しました。原発が稼働しない分は火力発電に頼るしかありません。産油国には足元を見られて高値掴みさせられ、貿易赤字は大幅に拡大しています。

また、燃料高は国内の経済活動のコストを全体的に上げてしまうので、日本の景気回復・内需拡大は非常に困難です。

対欧州・対中国の輸出減少は外部要因ですが、日本国内で何とか出来る問題、原発再稼働は、緊急の課題です。

おそらく、再稼働が軌道に乗った頃には燃料代も暴落するでしょうが、そのきっかけ作りのためにも原発再稼働が必要です。

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経済」カテゴリの記事

コメント

原発の再稼働の問題は、経済的側面と政治的側面と国民の安全や自然保護まで絡むので、極論ではなく、歩み寄った中間案で妥協して欲しいですね。

投稿: ティガ | 2012年11月 8日 (木) 15時46分

コメントありがとうございます。

現実的には、危険度の少ない玄海・川内の再稼働だと思っています。
短期的には、エネルギー需給問題のためにもう幾つか動かして欲しいですが。

過激な団体がいると、極論過ぎて何も決まりませんね・・・

投稿: プー | 2012年11月 8日 (木) 16時24分

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