現実的な一歩前進として評価したい
まだまだ不満の残る決定ですが、夢みたいな結果など期待できない以上、現実解として妥当な決着と思います。日本野球の発展のために、選手達には頑張って欲しいです。
来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への日本の参加が3日、濃厚となった。12球団は同日、都内で実行委員会を行い、日本代表「侍ジャパン」を利用したビジネス展開を目指す事業部局を日本野球機構(NPB)内に設置することを決定。労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)側にも伝えた。4年40億円を超える収益が見込め、WBC不参加を表明した選手会が要求するスポンサー権に替わる財源が確保できる見込み。選手会は、4日にも大会参加を表明する可能性が高い。
(中略)
選手会は7月20日に不参加を表明。その理由は日本からのスポンサー料やグッズ収入なども全て大会運営会社のWBCインク(I)に入る構造だった。そのため8月中旬に島田国際関係委員長らが渡米してWBCIと交渉したが、参加条件の見直しはしないことを通告され、進展は見られなかった。ただ侍ジャパン独自のスポンサー権は認められ、WBC開催中もWBCのロゴを使用しなければ宣伝活動ができるという確約も取り付けた。
何が問題だったかというと、WBCからの収益金の分配比率です。
日本の企業からのスポンサー料が大会を支えているのに収益金の分配比率はアメリカ66%に対して日本13%です。
最初にこんな割合で契約してしまったのが問題ですが、アメリカ側の言い分は、「運営のリスクを負ったのはこっちだ。成功してからもっと寄越せというのは身勝手だ」ということであり、それはそれで筋は通っています。
そこで、日本側は交渉したわけです。
ただ侍ジャパン独自のスポンサー権は認められ、WBC開催中もWBCのロゴを使用しなければ宣伝活動ができる
WBC本体の収益構造には手を付けない。しかし日本独自に収益を得ることは許す。
アメリカの立場から考えれば、自分自身が損しないので、合意できたのです。
何一つ譲らず、本当に日本が不参加になったら困る、という打算もあったでしょう。
交渉事は、相手のいることですから簡単にはいきません。
アメリカ相手に一歩前進出来たことは、十分評価に値します。
これをもって、日本は参加決定すべきでしょう。
WBCに参加する意義は、日本には大きいです。
世界を相手に戦う舞台があってこそ、当該の競技は発展します。
オリンピックやW杯で好成績を上げて盛り上がった競技はサッカーやバレーなど、数多いです。
個人的には、良くも悪くも国家を意識しなくても生きられてしまうこの国で、日本国民の一体感を作り出せる、比較的良い機会だと思っています。
悪い機会というのは、領土問題。最悪は戦争です。
メタボ系内科医プーは日本選手団を応援しています。
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