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2012年7月14日 (土)

オイル成金など気にしない

オイルマネーの猛威は止まるところを知りません。しかし奢れるものも久しからず、です。世界経済は緩和と引き締めの振幅を狭め、最後には決定的なクライシスを迎えます。その時には彼等の冨も霧散するでしょう。

ヴァレンティノは12日、カタール投資家が支援する投資会社Mayhoola(マイフーラ)によって買収されると発表した。関係筋によれば、買い手はカタールの王族だという。 

世界恐慌では、それによる不景気そのものよりも、景気対策の緩和政策でインフレが起こって国民が耐えられなくなり、やむなく金融引き締めに舵を切ったために景気が墜落しました。

現代の世界では、リーマンショックで大恐慌が起こりかけましたが、麻生・中川の呼び掛けで各国が財政出動・金融緩和を行い、ひとまず乗り切りました。

しかし案の定、これに伴うインフレが起こり、原油が1バレル115ドルなど高騰、世界の庶民が生活苦に陥り、「アラブの春」「ジャスミン革命」といった暴動に繋がりました。

仕方なく各国は金融引き締めに動きました。すると景気の減速が明らかとなってきたため、最近は再び金融緩和に舵を切りました。

中国の金利が象徴的です。

http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_int_china-kinri

最初の谷がリーマンショック脱出のための金融緩和、上がり始めがインフレ対する引き締め、最後に下がり始めているのが最近の金融緩和です。

今月に入って、ユーロ圏、中国、韓国と相次いで利下げしました。

世界中何処も経済は厳しいです。

緩和すればインフレ、引き締めれば不景気。ジレンマに陥っている間に財政赤字が積もって行きます。破局が訪れるのは時間の問題です。

そんな中、金融緩和のマネーの受け皿の有力な一つに原油(および天然ガス)があります。

今月の利下げ前には原油1バレル80ドルを割り込みましたが、今月の金融緩和で再び上昇、週末の終値は87ドルでした。

不景気にも関わらず「緩和」マネーが流れ込む原油はまだまだ高く、オイル成金は調子に乗って欧州サッカーを食い物にしています。

記事のカタールは原油も天然ガスも持っています。特に最近は天然ガスが有力で、日本の脱原発を支えているのか食い物にしているのか分かりません。この国も中東のご多分に漏れずドーハにビルを建て、サッカーリーグに有名選手を呼んでいます。

今回は有名なファッションブランドを買収したわけですが、放っておけば良いです。

いずれは燃料費も暴落し、二束三文で手放すことになります。

何時になるかは分かりませんが、早ければ投機的見地でロンドン五輪後や中国政権交代後、どんなに遅くとも、実需的にはロシアとの天然ガス取引の成立やアメリカのシェールガス革命でだぶついた天然ガスにより、急落します。

そうなった時に日本の政府か企業が乗り出せば良いのです。

世界中が金融緩和を行っている中で立ち後れている日本経済は現在苦しいですが、そのおかげで世界中が悩んでいるインフレの影響が少ないという一面もあります。

世界経済に破局が訪れれば、その瞬間は最も苦しいですが、日本は最初に立ち直り、世界経済をリードすることになる、と予測します。

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コメント

日本が禁輸緩和して景気を上げないのは、オイルマネーの行き先にならないためなのか考えてしまいます。
中東初の金融危機もあり得るんですかね?そうすると中東戦争?
ジャスミン革命と重なり最悪のシナリオですかね?

投稿: バズ | 2012年7月15日 (日) 01時11分

コメントありがとうございます。

確かに、日本まで他国と同様に緩和したら、世界中が酷いインフレになりそうですね。
誰かの犠牲が必要だったのでしょうが、日本としては見返りを得るべきだと思います。

中東戦争なら、日本としては一安心なんでしょうけど・・・

投稿: プー | 2012年7月15日 (日) 11時35分

作曲家の坂本龍一氏が、原子力発電所に対し、電気のために命を危険に晒すな。とおっしゃっていましたが、今年の夏節電を推し量り、熱中症の死者が出ることを考えると原発をまだ稼働させざるを得ない気がします。

外交面からもあまり燃料に頼ると益々経済にも響いてきますし、資源、土地、宗教、この3つはいつの時代も戦争の火種になりうるんですね。

投稿: ティガ | 2012年7月18日 (水) 15時35分

コメントありがとうございます。

坂本氏は残念なことになっています。
彼の商売も、電気なしには成り立たないのですから。

そもそも原発の成立は、オイルショックに耐える体制作りが必要だったからです。
反原発の人達は、そんな原発の世話になっておきながら、いきなり捨てるつもりのようです。

そういうときの違約金って、もの凄く高く付くのですよ。

投稿: プー | 2012年7月18日 (水) 17時20分

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