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2012年7月23日 (月)

世界中のメガバンクが関与かも

LIBOR(ライボー)って何だ? と思う人が多いと思いますが、要するに世界中の金利の基準です。これを不正に操作すると何が起こるか。凄いことになりそうなのですが、簡単に纏めてみます。

[22日 ロイター] ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)不正操作問題で、米欧当局が銀行のトレーダーを刑事訴追する方向であることが、関係筋の話で明らかになった。

(中略)

個人を訴追する動きは、不正操作が組織ぐるみでないと当局がみている可能性を示唆する。

(中略)

今回の問題で、銀行は地方自治体や企業などから相次ぎ訴訟を起こされている。モルガン・スタンレーは最近、2014年末までに発生する当局および裁判の和解費用が140億ドルとの試算を示した。

LIBORとは、

http://www.ifinance.ne.jp/glossary/market/mar005.html

を参照すると良いです。

銀行間取引の金利なのですが、

国際金融取引の基準値(国際的な融資取引やスワップ金利などデリバティブ商品の基準金利)としても利用されている。

とにかく世界中の取引の金利の指標となるのです。

今回の話は、メガバンクが、他のいくつかの銀行と結託して、その金利を意図的に操作していたというものです。

LIBORのドル金利は、世界の16銀行の提示した金利の中で上下4行を除いた平均です。従って、1行や2行で出来ることではないのです。

その意図は主に、リーマンショック以前なら、金融商品の利益を増やすために金利を高く発表、リーマンショック以後は、銀行の倒産リスクを低く見せかけるために金利を低く発表していた、というものです。

この裏返しが、銀行の顧客となる自治体や企業の立場です。

銀行は地方自治体や企業などから相次ぎ訴訟を起こされている。

高い金利で金を借りさせられた団体は怒るし、リスクが低いと見せかけられて大量に社債を買わされた人々も「騙された」と憤るわけです。

当然その訴訟費用は銀行の負担となります。下手すれば破綻です。負担に耐えかねて政府などに助けを求めれば、無関係な銀行や顧客から不公平であると責められます。

今はロンドン五輪でお祭りの雰囲気ですから、市場は本格的には動かないでしょう。しかし閉幕すれば動き出しますし、時期的に日本のお盆と重なります。

お盆は、結構円高に動くことが多い時期です。

日本の投資家は、お盆に海外旅行などと呑気なことをしていると、大変な目に遭うかも知れません。気を付けましょう。

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コメント

お金は生き物ですね。

放置したら死んでしまうんですね。

time is moneyとは本当によく言ったものです。

ただ時間をお金で売ることは出来ても、交通手段以外で直接お金で時間を買うことができないので、

お金より時間の方が大切なのかなと思います。

投稿: ティガ | 2012年7月23日 (月) 16時04分

コメントありがとうございます。

金利は時間とお金の取引とも言えそうです。
人類はこれを上手に取引してきたのですが、
嘘によって破局を迎えるのでしょう。

投稿: プー | 2012年7月23日 (月) 17時35分

なぜこの時期にLIBORの問題発覚なのか?
欧州債務危機? 破たん寸前の欧州の銀行?ユーロ全面安?

関連づけるとしたらどういうことなんですかね?
XDay近しなんですかね?

投稿: パズ | 2012年7月24日 (火) 00時25分

コメントありがとうございます。

今回は予告編です。
みんなまとめて、Xデーは、確実にやってくるでしょう。

投稿: プー | 2012年7月24日 (火) 22時10分

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