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2012年7月19日 (木)

安易だが現実的な落としどころ

この脱原発・燃料高の今、電気代がある程度上がるのは仕方の無いことです。脱原発と値上げ阻止を両方叫ぶ人は、ちょっと信じられません。東電が気に食わないからと言って潰したときに、もっと良い代わりの電力会社を即座に用意できるのなら別なのですが。

藤村修官房長官と枝野幸男経済産業相、松原仁消費者担当相の3閣僚は19日、東京電力の家庭向け電気料金の値上げ幅を8.47%とすることで合意した。9月1日から実施する。東電は10.28%の値上げを申請していたが、人件費などの削減を拡大し、値上げ幅を圧縮する。
 人件費削減については、消費者庁の意見を反映し、管理職の年収減額を現在の25%から30%以上に拡大。福利厚生費も一段と圧縮し、競争入札の拡大で資材などの調達費用の抑制を図る。
 一方、一般社員の人件費は20%減の現行水準を維持する。東電福島第1原発1~4号機の安定化費用や賠償対応に伴う経費、第1原発5~6号機と第2原発1~4号機の減価償却費はいずれも計上を認めた。 

以前自分のエントリーで、東電が17%の値上げを打診していましたことを紹介しました。

http://ayoshidamd.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/17-7ce2.html

今回のニュースでは、大雑把にその半分の値上げが行われることになりました。

最初から、今回の落としどころを考えていたのかも知れませんね。

それにしても燃料代が高いです。

最新の原油先物相場では、1バレル90ドルを超えてしまいました。先月は77ドルまで落ちたのに、です。

欧州・中国・韓国で利下げが行われ、イラン原油も制裁により制限され、需給・投機の両面から値上げ圧力が掛かっています。

それでも値上げしない日本のガソリンスタンドが本気で心配です。

ざっくり計算します。

日本の去年の燃料の輸入代金は約20兆円です。輸入量よりも価格の上昇が激しく、貿易赤字に転落していました。

しかしこの先、各種事情により燃料代が半値に下がったら、10兆円浮きます。

消費税1%が2兆円くらいだそうです。消費税増税を丸ごと吸収するくらいの影響力があります。

リーマンショック後の世界の情勢を見ていると、遠からずそんな日は来そうです。

しかし、当事者、現在も受けている勢力にとっては面白くない(場合によっては死活問題)ですから、あの手この手で原油(≒天然ガス)価格の維持を図るでしょう。

我々がすべきことは、節電と、原発再稼働です。

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コメント

燃料代浮き分の10兆円はでかいですね。これから国民に燃料代の浮き分の恩恵がはっきりわかればいんですがそうでもなさそうですね。

急激な脱原発は燃料高騰を招くので慎重にですね。

電気もビール業界みたいに数社からチョイスできればと思うんですがね?

投稿: パズ | 2012年7月21日 (土) 03時02分

コメントありがとうございます。

燃料代は、「ガソリン」という形で一般国民にも分かりやすいです。

電力の分社化は、結構複雑だと思います。日本人は、世界一安定した電力供給という恩恵を受けてきたことを忘れてはいけません。

投稿: プー | 2012年7月21日 (土) 08時59分

消費税にばかり目が行ってしまいますね。

全てのモノは流通を挟むので、燃料は非常に大切であると思います。

燃料サーチャージは、何時の間にか受け入れられたので、東電の値上げもすぐに受け入れられそうですが。

投稿: ティガ | 2012年7月23日 (月) 15時52分

コメントありがとうございます。

言い値の半値が現実的な落としどころでした。
後で燃料代が下がったときに値下げするかは見守らなくてはいけません。

投稿: プー | 2012年7月23日 (月) 17時38分

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