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2012年6月25日 (月)

将来を見据えて強気な交渉を

2018年稼働なんて、普通に考えて役に立ちません。しかし選択肢は多いほど良いです。この先どんな世界の危機が起こるか分からないのですから。普通には役立たずでも外交カードの一つにはなるので、進めて欲しい計画です。

【サンクトペテルブルク(ロシア)=滝沢康弘】日露両政府は24日、ロシア極東ウラジオストクの液化天然ガス(LNG)プラント建設計画について、両政府が促進のために協力することで合意した。

 原子力発電所の停止で、火力発電の燃料となる天然ガスの安定的な調達先の開拓を目指す日本政府と、供給先を確保したいロシア側の思惑が一致した。両政府は早ければ2018年頃の稼働を目指し、支援態勢を強化する。

燃料の危機は、今でこそ深刻ですが、原油先物(WTI)はもう80ドルくらいに下がっています。LNGは現状では原油とリンクした値段ですが、ロシアで余っているくらいですから、今後はどんどん下がり、供給過剰になれば燃料として競合する原油も大きく下げるでしょう。

しかし今の日本はLNGが高くて困っています。

ロシアとしては、そういう状況のうちに有利な条件で契約しようと動いたのでしょう。プーチンは親日家ですが、当然自国の利益を考えて行動しているはずです。

そんなわけで、この先大して役に立つ見込みのないプラント計画ですが、供給先が多いことはこの先の各国との値段交渉で有利になることは間違いないし、中東一辺倒からの脱却にも役立ちます。

出来れば、将来を見据えて少しでも有利な条件で契約して欲しいのですがね。

短期的には日本不利、長期的にはロシア不利の案件です。将来の話をして、なるべくロシアに譲歩を迫るのが日本側の交渉方法です。

 

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コメント

天然ガスの台頭で燃料に競争が生まれると、火力発電所も二酸化炭素問題を除けばより実用的になりそうですね。

原発を稼働できない事でどれだけ不利益が出ているのでしょう?

投稿: ティガ | 2012年6月27日 (水) 14時59分

コメントありがとうございます。

「現時点では」原発は必要と思います。
半年も経てば、燃料価格は十分に下がっていると予想します。

投稿: プー | 2012年6月27日 (水) 20時59分

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