原油はもっと下がり・・・
原発再稼働に関するチキンレースは、「福井県」の勝ちとなりました。やはり専門的知識・経験は何より大事です。駆け引き的には「暫定的」という文言が落としどころだったようです。関西の電力事情が改善する兆しが出てきました。
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐり関西広域連合は30日、慎重・反対の姿勢から容認へ大きく軌道修正した。背景にあるのは、今夏15%以上の節電が求められ「計画停電は生命のリスクがある」(仁坂吉伸和歌山県知事)という厳しい現実だ。再稼働に異を唱えるだけで電力不足を乗り切る決め手もないという限界を露呈。安全性確保のための福井県の取り組みを尊重しつつ、最終判断を条件付きで政府に委ねる形となった。(原発取材班)
(中略)
2基の安全性をめぐり京都府の山田啓二知事は会合で、原子力安全委員会など国の安全規制が機能していないとあらためて指摘する一方、2基の安全性を検証している県原子力安全専門委員会など福井県の体制について「専門的な見地で、まさに動いているのはここだけ。福井県には感謝し、安全専門委の見解は十分尊重してほしい」と持ち上げた。
声明でも福井県が40年以上にわたり関西圏に電力を供給し、安全管理組織などを設置して県独自の監視体制をとってきた点に触れ「関西の現在の発展は、こうした取り組みがなければあり得なかった」とまで記した。
必ずしも信頼の置けない政府に代わり、安全性を高める上では福井県の知見が重要になるとみたともいえ、細野豪志原発事故担当相も「40年の経験を有する福井県の判断を政府として重く受け止める」と言及した。
気持ち悪いくらい福井県が持ち上げられていますが、2つの意味があると思います。
勝負の上で政府に勝ちを譲りたくなかったことと、
政府に原子力関係の専門家がいないということ。
餅は餅屋の精神で、最後には福井県の顔を立てて矛を収めるか。
これが政府と関西連合の妥協点だったのでしょう。
さて、最近は原油が値下がりしています。
今年の2月に110ドルを付けたWTI(原油先物の一大指標)は、もう90ドルを割り込んでいます。
主に欧州経済危機により下がったものですが、これに「原発再開」という需給の要素が加わると、さらに大きく下げると予想します。
当然我々の経済活動に密接に関わるものであり、下がることは喜ばしいのですが、話は飛んで欧州のサッカー事情に多大な影響を与えると予想します。
現在欧州サッカーには、オイルマネーが大きく食い込んでいます。チェルシー、マンチェスターシティー他。あのバルセロナでさえカタールの投資組合が出資しているのですから大変です。
それにより、移籍金が高騰しています。
しかしそのオイルマネーが撤退したら、そのバブルは一気に弾けます。
欧州経済だって何処まで堕ちるか分かりません。何チームか破綻するでしょう。
再来年の今頃、スペインの2大クラブはどうなっているか。
プレミアリーグが寂しいことになっていないか。
香川選手はブンデスリーガに残った方が良かったなんてことになるかも知れません。
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