« こういう時こそ国益をねじ込むのだ | トップページ | 追い詰められた野田政権は・・・ »

2012年4月25日 (水)

脱原発が現実的かどうかは

橋本市長には勢いがありますが、彼の言うことの全てが正しいとは思いません。脱原発が政争の具にされていないか、我々は冷静に考える必要があります。

関西電力の大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐり、大阪市の橋下徹市長と大阪府の松井一郎知事は24日、藤村修官房長官と首相官邸で会談し、原発の安全性に関する8提案を受け入れるよう直談判したが、藤村氏は「再稼働は妥当」との政府の判断に変更はないと伝えた。国政進出を狙う橋下氏は野田政権との対決姿勢を強め、政権側も態度を硬化させつつあり、両者の溝は埋まりそうにない。

橋本市長は一見、原発再稼働を容認しているようにも見えますが、「8提案」は無理難題です。

まず最初の、

一、原発から100キロ圏内の都道府県と安全協定を締結できる仕組みを構築する

からして無理です。

一県でも反対したら再稼働出来ないというのは、無茶苦茶高いハードルであり、民主主義の精神に反します。

橋下氏の主張も一貫していません。

脱原発を言うなら、福島第一原発事故以後、稼働中の原発に対しても停止を要求すべきでした。今よりも安全対策が行われていなかったわけですから。

点検後に再開する原発より、稼働中の原発を稼働し続けるほうが危険度が高いのは自明です。

それを今になって脱原発を声高に主張するのは、まさしく原発を政争の具にしているとしか考えられません。

関西電力管内では、原発への依存率は半分近くを占めていました。

その原発を全く動かさない条件で、今度の夏を乗り切れれば本物です。

他所から電力を回して貰うことなしに、産業の逃避も起こさず、計画停電も不要で、熱中症死者を増やさなければ、彼のことを評価したいと思いますが。

自分は無理だと思っています。

Banner_13よろしかったら応援クリックお願いします。

|

« こういう時こそ国益をねじ込むのだ | トップページ | 追い詰められた野田政権は・・・ »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

私も関西はもたないと思います。冷夏じゃない限り。。。。。

昨年 広瀬隆の本『原発時限爆弾』で温暖化→二酸化炭素→クリーンエネルギーの必要性→原発といった図式があり、温暖化=二酸化炭素という図式はある一部の科学者の捏造で、まんまと原発推進派にやられたと感じていました。最近そこまでしてなんで原子力を守りたいのかと考えると、利権以外に軍事的側面があるからだと感じています。脱原発するのだったらそれに変わるエネルギーの確保と全ての核ミサイルを無効にする兵器を作ってからにしてほしいです。無理ですよね。
橋本市長に関しては期待と若干の危険性を感じています。ご教授お願いします。

投稿: バズ | 2012年4月25日 (水) 21時35分

コメントありがとうございます。仰る通りでしょう。

原発のある国に対する直接の侵略は不可能、という抑止力はあると思います。原発を維持する体制を崩壊させたらみんな爆発してしまいますので。

橋本市長には期待したい気もしますが、根本的な政策(この場合は原子力関連)に決定的な相違があるだけに、彼に任せるわけにはいかないと考えています。精々キャスティングボードまででしょう。

投稿: プー | 2012年4月26日 (木) 11時27分

大阪の夏は東京以上に暑いですから、節電や計画停電もし過ぎると死者が出かねないでしょうね。

原発問題は、日本だけの問題ではないので、本気で反対するなら外交もせざるを得ないでしょうが、それをしない政治家はパフォーマンスという事だと思います。

投稿: ティガ | 2012年4月26日 (木) 13時20分

コメントありがとうございます。

日本の脱原発を有効にするためには、少なくとも韓国と中国も脱原発しなくてはなりません。
とても出来ないことと思います。

投稿: プー | 2012年4月26日 (木) 16時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/420968/45016968

この記事へのトラックバック一覧です: 脱原発が現実的かどうかは:

« こういう時こそ国益をねじ込むのだ | トップページ | 追い詰められた野田政権は・・・ »