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2012年4月 7日 (土)

医療費滞納は、大問題

この国は医療での金儲けを禁じていますが、世の中全て、金がなければ仕事が出来ないのも事実です。今回の事例に限らず、医療費滞納対策をしっかり行わないと、日本の医療は崩壊してしまいます。

外国人向けの国際外来のある「りんくう総合医療センター」(大阪府泉佐野市)が、治療費約660万円を滞納した中国人男性(故人)の家族を相手取り、今月中にも支払いを求めて中国で訴訟を起こす方針であることがわかった。

 同センター一帯は今後、観光と最先端治療をセットにした「医療ツーリズム」の拠点として整備し、外国人患者を受け入れる予定で、こうした未収金問題への対応が課題となりそうだ。

 同センターでは外国人が治療費を払わないまま帰国するケースが相次いでおり、経営を圧迫しかねないと判断、異例の提訴に踏み切ることになった。

 センターによると、この中国人男性(当時72歳)は2010年9月、妻と観光目的で来日したが、関西空港近くのホテルに到着後、持病の心臓病が悪化。同センターで手術などを受けたが約2週間後に死亡した。

医療ツーリズムは、様々な理由により、外国に医療を受けに行く人々の行為のことですが、日本が「受け入れる」医療ツーリズムは、主に日本の高度な医療技術を受けに外国人が入国する事例が多いです。台湾の李登輝総統の心臓治療目的での来日は、話題になりました。

日本の医療水準は世界一であり、これを上手く利用すれば大きな外貨獲得手段にもなりますが、日本国民への医療が手薄になるなどの問題もあります。

医療ツーリズムは商売であり、間違っても取りっぱぐれがあってはいけません。外国人患者には、前払い制やクレジットカード番号の取得などで十分対応出来るはずです。

今回の事例は、医療ツーリズムとは異なるものです。

患者は「たまたま」病気になって治療を受けたのです。

発見した救急隊は、通訳のいる「りんくう総合医療センター」に連絡し、同院は外国人でも放っておけなくて治療した、という流れだったのでしょう。

しかし逃げられてしまったと。

本国に逃げられたら追跡は出来ません。

今回提訴に踏み切るわけですが、アウェーの裁判で勝てるはずがありません。

医療ツーリズムに限らない問題ですが、医療費滞納の問題は深刻です。

この事例は外国人ですが、日本人相手でも医療費滞納の事例が少なくありません。

病院によっては数億円というレベルで「未収金」が積み上がっています。

この国の医療では、お金がないからと言って患者さんの治療を断ってはいけないことになっています。

手術や高額な薬の使用も、お金がないからと言って控えることは出来ないのです。

その一方で、お金持ちの患者さんからお金を多く取ることも許されていません。

医療の単価が北京や京城よりも安い日本で、お金を払わない患者さんがこれ以上増えたら、日本の医療は崩壊してしまいます。

お上には、お金がなければ断って良いと決めるか、未収金を面倒見てもらえるというなら病院側には有り難いですが、そんなことまでは望みません。

経済状況に応じた医療を行って良い、と言ってもらえれば十分です。

医療費滞納問題は切実です。

何とかしないと、お金のあるなしに関わらず誰も医療を受けられない国になってしまいます。

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コメント

医療費の滞納問題は、深刻ですね。
某地域で給食費の未納問題がニュースになっていましたが、払わなくても何とかなるだろう。
という気持ちと経済状態が諸悪の根源なような気がします。

投稿: ティガ | 2012年4月11日 (水) 17時58分

コメントありがとうございます。

優しい国、日本、素晴らしいですが、何時まで持つか心配です。

投稿: プー | 2012年4月12日 (木) 19時39分

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