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2012年4月20日 (金)

こういう時こそ国益をねじ込むのだ

いつも外交では負けてばかりの日本ですが、こんな時は強く出て良いと思います。大金を拠出するのは既定路線ですが、出来るだけ多くの対価を得てほしいものです。

19日からの20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、資金基盤の増強が焦点となる国際通貨基金(IMF)。財政危機に陥った加盟国への支援の仕組みはどうなっているのか、資金基盤の増強に積極的な日本の狙いは-。Q&Aでまとめた。

(中略)

A 上限がある。通常、IMFへの出資額の範囲内だ。加盟国は現在、約190カ国。2010年に決めた出資の比率と額は、米国がトップの約17%で約1278億ドル、日本は2位の約6%で約475億ドル。出資額が多いほどたくさんの融資を受けられる。

(中略)

 Q 日本は今月17日、各国に先立ち、600億ドルの資金拠出を表明した

 A 欧州危機を一日も早く収束に向かわせたいからだ。欧州経済や海外経済が混乱すれば、「安全資産」とされる円が買われ、円高が急激に進行する恐れがある。自動車、電機など日本の輸出企業が大きな打撃を受け、景気回復が遅れてしまう。

IMFと言えば、リーマンショック直後、麻生太郎の1000億ドルですが、どうもそれは一時的な「融資」であり、「出資」とは異なっていたとは。アメリカが影響力を維持するために、出資比率を固定しているのでしょう。

経済ショックが起これば円高、というのは上記の通りですが、

「出資」することは、ドルを買う行為であり、円安ドル高を導きます。

まずは塩漬け米国債から使われますが、米ドルの信用が崩れる事態にもなると思いますし、その時には円を刷るのが唯一の方法となります。

どこの国も自国通貨を大量に刷って通貨安・経済再建を争う「通貨戦争」の昨今、国際社会での発言力の弱い日本は「戦争放棄」を余儀なくされてきました。

円安が許容される場面なんて、こんな時だけでしょう。

円を刷らなかったら大恐慌です。諸外国にとっては否も応もありません。

日本にとっては、世界を救う代わりに、国益を得る、大チャンスです。

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コメント

あなたのこの話は気に好きになりました。
もっとがんばってください。
また、車について面白い情報を書いてください。
ありがとうございました。

投稿: 中古車査定 | 2012年4月20日 (金) 16時49分

IMFへ600億ドルの拠出はもっと喜ばれてもいんじゃないですかね?相当EUは助かったと思うんですが?日本はこうゆう時アピールに欠けるんですかね?
円刷り大賛成です。デフレ脱却!!

投稿: バズ | 2012年4月21日 (土) 19時38分

アピール欠けてると実感いたします。
恥ずかしながら私はこのトピックをこのブログで知りました。
世間話で政治経済ネタが少ないからかも知れません。

投稿: ティガ | 2012年4月23日 (月) 14時31分

コメントありがとうございます。

>バズ様、ティガ様
アピールに関しては、まずはこの国の(反日)マスコミの罪でしょう。
世界は日本に感謝しているはずですが、日本はもっと実利を得ても良い、とも思っています。

投稿: プー | 2012年4月23日 (月) 17時47分

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» G20はIMF財源が4300億ドル超拠出で増強を合意し閉幕、欧州危機対応で日本は600億ドル拠出 [shimarnyのブログ]
欧州債務危機の拡大を防止するための日本が社会貢献を果たすことは良いのだが、日本の国益となる世界での発言権の強化は図れたのか。 そろそろ日本外交は「日本は素晴らしい国」と世界各国から賞賛されるだけで満足せず、国益のために物申せる地位を確立すべきだろう。... [続きを読む]

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