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2012年4月

2012年4月28日 (土)

日銀の中の人も大変だな

この国の上で取り仕切っている人達は優秀なんじゃなかったの? それとも、過去の勉強しかしてこなかったから未来のことを考えられないの?? なんてよく言われるけど、そんな簡単な話ではないと思います。上の人には上なりの葛藤があります。なんだかんだ言って、頑張っているのでは? と評価したいです。

[東京 27日 ロイター] 日銀が27日の金融政策決定会合で示した多岐にわたる追加緩和と高い物価見通しは、市場の期待に応えるとともにデフレ脱却にもつながる展望を示すことで緩和催促を封じ込める意図があったと専門家は見ている。

しかし現実の経済情勢は日銀が示したシナリオより厳しいとみられており、日銀の大胆な緩和と見通しはかえって追加緩和の憶測を呼ぶことになりかねない。すでに円高傾向がじわじわと進んでいる上、デフレ脱却がままらないとなれば、過剰ともいえる緩和催促は何度でも繰り返され、そのたびにマーケットとの際限ない心理戦が続くことになるとの指摘もある。

個人的には、デフレ脱却など、世界経済が一旦どん底を付けないと果たせないものだと確信しています。

それが何時来るかは分かりませんが、IMFの強化や、韓国国債買い取り(!)とか、色々対策が打たれているからには、そのXデーは、遅れることはあっても避けられないことの筈です。

しかし、政府としてはそんなことは口が裂けても言えないのです。

日本国の要人がそんなことを言ってしまえば、みんなが自身の保身に走って経済活動がストップし、本当にどん底に急降下してしまうからです。

また、何時か良くなるという確信があっても、それまでに死んでしまっては元も子もありません。従って現時点で無策というわけには行きません。

一方で、金融緩和の余力をできる限りXデーまで残しておいた方が、その効果は高まります。同じ100兆円を刷るのでも、ドル円が80円と60円では、或いは日経平均が9000円と6000円では、効果が全然違います。

何時・何円お金を撒くか、その辺の匙加減は、如何なる秀才にとっても難しい話でしょう。

ゲームのように自分一人で決められるわけでもなく、やり直しも利きません。

自分の信念は、外野からの圧力によって曲げざるを得ないことなど日常茶飯事です。

白川総裁が批判されることは多いですが、では彼の代わりに上手くやれる人が、世の中にどれだけいるでしょうか。

彼に取って代わった人物がいたとしたら、着任早々、金融のトップといえども多くの制約に縛られていることに気付くはずです。素人では、指一本動かせないでしょう。逆に、そんな中で2、3歩でも歩けたら大したものなのです。

「俺に全て任せろ!」と、強力なリーダーシップを発揮する人は、たまにはいます。

しかしそんな人間は、必ず多くの人達を犠牲にします。結果的にそれより多くの国益をもたらした場合は後世において評価されますが、そんな人は少数です。

リーダーシップと独裁は紙一重です。

我々は、この国からヒトラーや毛沢東を出さないために、民主主義という多大なコストを支払っているのです。

これを放棄した先に待っているのは、世界大戦か大躍進・文革の悲劇です。

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2012年4月26日 (木)

追い詰められた野田政権は・・・

小沢無罪は予想出来たことですが、決定したことによって、政界は動き出すでしょう。困っているのは野田政権ですが、無茶をしないか心配です。

資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)に対し、東京地裁(大善文男裁判長)は26日、無罪(求刑・禁錮3年)を言い渡した。検察が不起訴としながら一般市民で構成する検察審査会の議決で現職国会議員が起訴された異例の裁判の判決は、強制起訴制度の見直し論議に発展するとともに、政界に大きな影響を与えるとみられる。

個人的には、小沢は無罪だが無実ではない、と思っています。

陸山会事件が発覚した直後に民主党事務所が火事になりましたが、証拠の類はその際に失われており、証拠が無くては有罪に出来ない文明社会では有罪は不可能です。

巨額な金が動いたであろう情況証拠なら幾つもありますが、裁判での材料にはなりません。

そんなことより、野田政権がこの結果にどう対応するかでしょう。

消費税増税反対の小沢が無罪を得たことにより、現政権延命のための命綱だった消費税増税は民主党内で纏まらなくなり、消費税増税は頓挫します。

消費税増税を掲げる自民党も、こんなレームダックと心中は嫌ですから、難癖つけて与野党合意を先延ばしにするでしょう。

こうなると野田政権は財務官僚から見放され、延命不可能となります。

無茶苦茶ながら、野田政権延命の望みを繋ぐために、控訴するのではないか、と予想します。前原がそのようなことを言っていました。

検察審査会に関する法律(?)では、強制起訴で無罪になった人に控訴してはいけない、とは書いていなかったようです。

野田政権の出方に注目です。

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2012年4月25日 (水)

脱原発が現実的かどうかは

橋本市長には勢いがありますが、彼の言うことの全てが正しいとは思いません。脱原発が政争の具にされていないか、我々は冷静に考える必要があります。

関西電力の大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐり、大阪市の橋下徹市長と大阪府の松井一郎知事は24日、藤村修官房長官と首相官邸で会談し、原発の安全性に関する8提案を受け入れるよう直談判したが、藤村氏は「再稼働は妥当」との政府の判断に変更はないと伝えた。国政進出を狙う橋下氏は野田政権との対決姿勢を強め、政権側も態度を硬化させつつあり、両者の溝は埋まりそうにない。

橋本市長は一見、原発再稼働を容認しているようにも見えますが、「8提案」は無理難題です。

まず最初の、

一、原発から100キロ圏内の都道府県と安全協定を締結できる仕組みを構築する

からして無理です。

一県でも反対したら再稼働出来ないというのは、無茶苦茶高いハードルであり、民主主義の精神に反します。

橋下氏の主張も一貫していません。

脱原発を言うなら、福島第一原発事故以後、稼働中の原発に対しても停止を要求すべきでした。今よりも安全対策が行われていなかったわけですから。

点検後に再開する原発より、稼働中の原発を稼働し続けるほうが危険度が高いのは自明です。

それを今になって脱原発を声高に主張するのは、まさしく原発を政争の具にしているとしか考えられません。

関西電力管内では、原発への依存率は半分近くを占めていました。

その原発を全く動かさない条件で、今度の夏を乗り切れれば本物です。

他所から電力を回して貰うことなしに、産業の逃避も起こさず、計画停電も不要で、熱中症死者を増やさなければ、彼のことを評価したいと思いますが。

自分は無理だと思っています。

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2012年4月20日 (金)

こういう時こそ国益をねじ込むのだ

いつも外交では負けてばかりの日本ですが、こんな時は強く出て良いと思います。大金を拠出するのは既定路線ですが、出来るだけ多くの対価を得てほしいものです。

19日からの20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、資金基盤の増強が焦点となる国際通貨基金(IMF)。財政危機に陥った加盟国への支援の仕組みはどうなっているのか、資金基盤の増強に積極的な日本の狙いは-。Q&Aでまとめた。

(中略)

A 上限がある。通常、IMFへの出資額の範囲内だ。加盟国は現在、約190カ国。2010年に決めた出資の比率と額は、米国がトップの約17%で約1278億ドル、日本は2位の約6%で約475億ドル。出資額が多いほどたくさんの融資を受けられる。

(中略)

 Q 日本は今月17日、各国に先立ち、600億ドルの資金拠出を表明した

 A 欧州危機を一日も早く収束に向かわせたいからだ。欧州経済や海外経済が混乱すれば、「安全資産」とされる円が買われ、円高が急激に進行する恐れがある。自動車、電機など日本の輸出企業が大きな打撃を受け、景気回復が遅れてしまう。

IMFと言えば、リーマンショック直後、麻生太郎の1000億ドルですが、どうもそれは一時的な「融資」であり、「出資」とは異なっていたとは。アメリカが影響力を維持するために、出資比率を固定しているのでしょう。

経済ショックが起これば円高、というのは上記の通りですが、

「出資」することは、ドルを買う行為であり、円安ドル高を導きます。

まずは塩漬け米国債から使われますが、米ドルの信用が崩れる事態にもなると思いますし、その時には円を刷るのが唯一の方法となります。

どこの国も自国通貨を大量に刷って通貨安・経済再建を争う「通貨戦争」の昨今、国際社会での発言力の弱い日本は「戦争放棄」を余儀なくされてきました。

円安が許容される場面なんて、こんな時だけでしょう。

円を刷らなかったら大恐慌です。諸外国にとっては否も応もありません。

日本にとっては、世界を救う代わりに、国益を得る、大チャンスです。

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2012年4月17日 (火)

毅然と蛮勇は紙一重

基本的には石原都知事のこの考えには賛成ですが、何故この時期に、というのが正直なところです。どんな良い政策も、タイミングを誤れば逆効果にすらなります。石原都知事はもう少し待てなかったのか、と残念です。

【ワシントン=石元悠生】東京都の石原慎太郎知事は16日午後(日本時間17日未明)、ワシントン市内のシンクタンクで講演し、「日本人が日本の国土を守るため、東京都が尖閣諸島を購入することにした」と述べ、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島を個人所有する地権者と交渉を開始したことを明らかにした。

おそらく、これには政府民主党が妨害するでしょう。持論ですが、外交は上下一体となって同じ目的に向かって取り組んで初めて成功するものです。

いくら良い考えでも、政府が妨害するものは成功しません。きっと失敗するでしょう。そしてそれは、中国がますます図に乗る結果に繋がります。

石原都知事は、もう少し待てば良いのです。

尖閣諸島購入には、橋本市長も賛成のようです。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/04/17/kiji/K20120417003064490.html

「石原知事らしい。普通の政治家ではなかなか思い付かないことだ」と話した。

台頭しつつある橋下氏が支持するのだから、慌てる必要は少しも無かったのです。

現政権は、橋下派が態勢を整える前に総選挙したいはずだし、かと言って総選挙が行われれば民主党は必ず敗北します。

その時期によって自民党と橋下派の議席の比率が異なるだけでしょう。

自民党だってこの話はそうそう反対はしないはずです。

すなわち、今度の総選挙後なら必ず成功する話なのです。

石原都知事はなぜそれを待てなかったのか。

焦らなくてはならない理由があるのだとしたら、由々しき事態です。

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2012年4月16日 (月)

政府の工作だったとしても

経産相の「原発稼働ゼロになる」発言の後だけに、原発を再稼働させたい政府による工作では? と勘繰りたくなるトラブルですが、だとしても関電の電力供給が危機にあることは事実であり、原発について考える大事な機会では無いでしょうか。

関西電力は16日、和歌山県海南市にある出力60万キロワットの火力発電、海南発電所3号機がトラブルで15日に停止した、と発表した。関電管内の16日の供給力は2294万キロワットに落ち込むが、最大電力需要が想定の1900万キロワットまで高まっても電力利用率は82・8%におさまり「安定供給は維持される」(同社)という。

 ただ、17日と18日の利用率は、管内の供給力調整のため90%への上昇を見込んでおり、さらなるトラブルが発生すれば安定供給が脅かされる。大飯原発3、4号機の再稼働見通しがなかなかつかないなか、綱渡りの電力需給が続く。

 関電によると、4月15日午前11時ごろ、海南発電所3号機タービン施設を起動したところ、同午後1時ごろに点検中の作業員がボイラーからの漏水を発見して設備を停止した。配管からの漏水が確認されており、関電は「復旧までに1週間程度はかかる」としている。

海南火力発電所は、火力発電所としては古株です。最近のものは液化天然ガスを燃料に発電しますが、海南火力発電所は重油・原油を燃料にしています。福島第一原発事故後に原発が運転休止となったため、やむなく停止中の2号機の運転を再開する予定です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E5%8D%97%E7%81%AB%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

こんなことだから原油がなかなか暴落しないわけです。しかしそれを置いても、老朽化して何時トラブルが起こるか分からない発電所をフル稼働させては、何時か必ず起こることです。

原発で余裕があるからこそ定期点検が出来る

という事実を忘れてはいけません。

この件が反原発の橋下市長の支持を減らすための工作だったとしても全然不思議ではないですが、反原発には反原発なりの覚悟が必要です。

いっそ計画停電すべきです。夏になる前に。

暑い夏に、従来の半分の電力供給では、計画停電は必須であり、確実に熱中症死者が多数出るでしょう。

それは、大地震による原発事故とは違い、間違いなく起こることです。

死者を減らすには、暑くならないうちに、計画停電をすべきです。

それによって、どれくらいの地域でエアコンを止めなくてはならないか、見えてきます。そして、どれくらいの死者が出るかもある程度予想出来ます。或いは、地域経済への打撃も見積もることが出来るでしょう。

どうでしょうね? 橋下さん。

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2012年4月13日 (金)

口だけではダメだ

北朝鮮のミサイルは、とりあえず何の実害も無くて良かったです。しかし、「厳重抗議」だけでは全く足りません。日本国はもっと、実力行使すべきです。

藤村修官房長官は13日午前の記者会見で、北朝鮮のミサイル発射について「仮に失敗だったとしても、関係各国が強く自制を求めてきたにもかかわらず強行した。安全保障上の重大な挑発行為と言わざるを得ず、国連安保理決議に違反し、きわめて遺憾だ」と批判。外交ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議したことを明らかにした。【小山由宇】(毎日新聞)

北朝鮮にとっては、大事な国威発揚の失敗です。金正恩の威信に傷が付きました。何もしなければ彼の権威は無いも同様です。

すなわち、放っておけばまた何かやらかすに違いないのです。

一方で国際社会は、今回の件では、破片がどこに落ちるとか、燃料の有毒ガス対策とか、少なからず心配し、自衛隊の配備などではコストも掛かりました。

そのコストを取り返すくらいの制裁は、是非とも実行しなければなりません。

安倍首相の時代なら、朝鮮総連に乗り込んで賠償請求、応じなければ土地財産を接収してくれたと思いますが、現政権では到底望めません。

大阪市長の橋下氏は、朝鮮学校への補助打ち切りなどの政策を実行していますが、各地でそのような動きが出てくれれば有り難いです。

何しろ、

馬鹿なことをしたら痛い目に遭う

と相手に思わせることが肝腎です。

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2012年4月11日 (水)

消費税よりも遥かに重いもの

亀井外しは確かに「閣議決定」の邪魔だったから。しかし、マスコミは報じませんが、「閣議決定」は、消費税よりも重い決定にこそ使われるのではないかと危惧しています。

国民新党代表の自見庄三郎郵政改革担当相は11日の記者会見で、消費税増税関連法案の賛否について「国民新党の6人が賛成し、私が消費税法案の閣議決定に署名したことは極めて重い。民主党と信頼し合わないと連立政権を組む意味がない」と述べ、採決で賛成に回るよう党内の意見集約を図る考えを示した。

政権交代以降、人権擁護法案や外国人参政権について自分は強い危機感を持って見守ってきていました。

どうやら亀井静香前党首はこれを防ぐ重要な役割を負っていたようです。

政府の法案は、閣議決定、すなわち閣僚全員の賛同があって始めて提出されます。

亀井氏は当初は閣僚そのものとして、退いて後も、自党出身閣僚に対して党首として影響力を行使してきました。

しかし今回、国民新党を追われてしまいました。

その前から、

人権擁護法案の4月20日閣議決定を目指す

というニュースがあったように記憶しています。

最初は通るわけないと高を括っていましたが、どうも不味そうです。

これが通れば、次は外国人参政権です。

政権末期の様相を呈する民主党も、最後に一仕事するのでしょうか?

大変な事態になってきました。

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2012年4月 9日 (月)

鳩山は何しに行ったのだ

鳩山のことだから何があってもおかしくありませんでしたが、やっぱり国益を損ねたかとガッカリです。全世界に詫びてください。

鳩山元首相は9日、イランのアフマディネジャド大統領と8日に会談した際、国際原子力機関(IAEA)を批判する発言をしたとイラン大統領府が発表したことについて「完全に捏造(ねつぞう)記事であり、大変遺憾だ」と述べ、訂正を申し入れる考えを示した。

 国会内で記者団に語った。

 鳩山氏は大統領らとの会談で核開発の疑念を払拭するための努力を求めたと説明し、「非常に有意義な議論ができた」と強調した。また、「二元外交」との批判を念頭に、「政府の考え方を逸脱する発言は一切していない」と語った。

 鳩山氏は6日からの日程でイランを訪問した。

 イラン大統領府は、鳩山氏が「国際原子力機関(IAEA)がイランを含む特定の国に二重基準的な対応をとっていることは不公平だ」と語ったと発表した。

この発言が捏造かどうかは、議事録や録音を検証すれば分かることですが。

「国際原子力機関(IAEA)がイランを含む特定の国に二重基準的な対応をとっていることは不公平だ」

この話はきっと、真実です。IAEAはイスラエルに甘くイランに辛い、というのは世界の常識です。

でも真実だけども立場上言ってはいけない、ということは世の中には山ほどあります。

しかし鳩山の実績からして、その禁を破りそうだと誰もが思っています。

大体、日本政府と違うことを言うことが目的でなくて、何で政府に逆らってイランに行ったのだ、という強い強い疑問があります。

まさにこういうことを言うためにイランに行ったのではなかったのか。

大方、後からアメリカから脅されたのでしょう。

命があっただけ有り難いと思って、さっさと政界を引退してください。

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2012年4月 7日 (土)

医療費滞納は、大問題

この国は医療での金儲けを禁じていますが、世の中全て、金がなければ仕事が出来ないのも事実です。今回の事例に限らず、医療費滞納対策をしっかり行わないと、日本の医療は崩壊してしまいます。

外国人向けの国際外来のある「りんくう総合医療センター」(大阪府泉佐野市)が、治療費約660万円を滞納した中国人男性(故人)の家族を相手取り、今月中にも支払いを求めて中国で訴訟を起こす方針であることがわかった。

 同センター一帯は今後、観光と最先端治療をセットにした「医療ツーリズム」の拠点として整備し、外国人患者を受け入れる予定で、こうした未収金問題への対応が課題となりそうだ。

 同センターでは外国人が治療費を払わないまま帰国するケースが相次いでおり、経営を圧迫しかねないと判断、異例の提訴に踏み切ることになった。

 センターによると、この中国人男性(当時72歳)は2010年9月、妻と観光目的で来日したが、関西空港近くのホテルに到着後、持病の心臓病が悪化。同センターで手術などを受けたが約2週間後に死亡した。

医療ツーリズムは、様々な理由により、外国に医療を受けに行く人々の行為のことですが、日本が「受け入れる」医療ツーリズムは、主に日本の高度な医療技術を受けに外国人が入国する事例が多いです。台湾の李登輝総統の心臓治療目的での来日は、話題になりました。

日本の医療水準は世界一であり、これを上手く利用すれば大きな外貨獲得手段にもなりますが、日本国民への医療が手薄になるなどの問題もあります。

医療ツーリズムは商売であり、間違っても取りっぱぐれがあってはいけません。外国人患者には、前払い制やクレジットカード番号の取得などで十分対応出来るはずです。

今回の事例は、医療ツーリズムとは異なるものです。

患者は「たまたま」病気になって治療を受けたのです。

発見した救急隊は、通訳のいる「りんくう総合医療センター」に連絡し、同院は外国人でも放っておけなくて治療した、という流れだったのでしょう。

しかし逃げられてしまったと。

本国に逃げられたら追跡は出来ません。

今回提訴に踏み切るわけですが、アウェーの裁判で勝てるはずがありません。

医療ツーリズムに限らない問題ですが、医療費滞納の問題は深刻です。

この事例は外国人ですが、日本人相手でも医療費滞納の事例が少なくありません。

病院によっては数億円というレベルで「未収金」が積み上がっています。

この国の医療では、お金がないからと言って患者さんの治療を断ってはいけないことになっています。

手術や高額な薬の使用も、お金がないからと言って控えることは出来ないのです。

その一方で、お金持ちの患者さんからお金を多く取ることも許されていません。

医療の単価が北京や京城よりも安い日本で、お金を払わない患者さんがこれ以上増えたら、日本の医療は崩壊してしまいます。

お上には、お金がなければ断って良いと決めるか、未収金を面倒見てもらえるというなら病院側には有り難いですが、そんなことまでは望みません。

経済状況に応じた医療を行って良い、と言ってもらえれば十分です。

医療費滞納問題は切実です。

何とかしないと、お金のあるなしに関わらず誰も医療を受けられない国になってしまいます。

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2012年4月 6日 (金)

本気で止めてくれよ

鳩山由紀夫はイランでどんな話や約束をするのでしょうか。今までの実績を考えると、アメリカとイランと日本を怒らせる結果になると思います。首相も体を張って彼を止めるべきです。

民主党の鳩山元首相が6日から計画しているイラン訪問に、政府内で困惑が広がっている。

 鳩山氏はイランでアフマディネジャド大統領らと会い、核開発問題について意見交換する予定だ。

 鳩山氏は「個人の立場」を強調しているが、核開発を進めるイランに対し、日本は欧米諸国と協調して制裁圧力を強めている。このため、鳩山氏の訪問がイラン側に利用されたり、諸外国から「裏取引をしているのではないか」などの疑いをかけられたりする恐れがあると日本政府は懸念を深めている。

(中略)

 鳩山氏は「議員が外交努力をすることによって国益に資する」と反論するが、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で「最低でも(移設先は)県外」と発言して物議を醸しただけに、外務省には「首相経験者が軽率な言動をすれば日本外交に悪影響を及ぼす」と心配する声が多い。

鳩山は元総理です。誰が何と言おうと、只の一個人ではあり得ません。彼の話には否応なく注目が集まります。

彼には彼なりの正義があるのでしょうが、外交と正義が一致しないのは世界の常識です。

四面楚歌のイランは気の毒かもしれませんが、現代日本はアメリカに逆らっては生きられません。

非常に賢い政治家なら、日米イランの三者に利益の出る結論を引き出すでしょうが、鳩山の普天間問題の実績から考えれば、そのようなハッピーな予想は出来ません。

イランの利益になるような約束をして、国際協調を乱したとアメリカを怒らせ、無駄遣いするなと日本を怒らせ、約束を破ったとイランも怒らせることは目に見えています。

外交は高度な国際社会の戦いです。巧拙は置いておいても、一国が一つの方針で纏まって事に当たらなければ、即刻負けてしまいます。

「元総理」が、私は国の方針に反対だから独自にやる、というのでは、100m走をしていて左足が勝手に動くくらい無様に負けます。添え木で固定した方がまだしも良いタイムが出るでしょう。

政府としても、口だけでなく本気で彼を止めないと日本外交が台無しになってしまう、という危機感を持って欲しいです。

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2012年4月 5日 (木)

先物はもう下がっている

新型インフルエンザもそうですが、こういうものは、下げ始めると早いです。先物相場を見ると結構参考になると思います。

資源エネルギー庁が4日発表したレギュラーガソリンの店頭価格(2日現在、全国平均)は1リットル当たり158・3円となり、前週に比べ0・7円上昇した。ガソリンの値上がりは7週連続だが、一部で卸価格を値下げする動きも出ており、値上がり幅は縮小した。

 ガソリンは原油価格の高止まりを受けて、店頭価格への転嫁が進み、先週までの6週間で14・7円値上がりしていた。

 今週は東京、神奈川、埼玉、三重、岡山、福岡、沖縄が前週から下落。青森、栃木も横ばいとなるなど変化が出始めている。

 調査を担当しているみずほ総合研究所は「値上がり傾向は一服した」とし、一本調子で上昇する局面からは転換したとみている。

ほぼ1ヶ月前に自分は、原油は下がると書きました。

http://ayoshidamd.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/2-6fce.html

その時は「2週間」と言ったけど、実際にはもっと待たなくてはなりませんでした。

今の原油相場はこれです。

http://chartpark.com/wti.html

4月4日終値では101.47ドルでした。日足チャートを見ていただければ分かりますが、2月中旬に急騰し(ガソリン店頭価格には3月頭に反映)、しばしの持ち合いの後、3月下旬に急落、その後の戻りも弱く昨日も下がりました。

今回なぜ下がったかですが、欧州の経済状況が再び良くないようです。昨日はスペイン国債入札不調がきっかけで株安通貨安商品安を呈しました。

ギリシャ一国を救っても他の国がデフォルトでは、どうにもなりません。

近い将来は、ユーロも原油も下がっていくと予想します。

ガソリン店頭価格への反映は、もう2週間くらい先でしょうか。

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2012年4月 4日 (水)

2012年10月東京ディズニーランドの混雑予想

今年のランドのハロウィーンは、今のところ去年と変わらない内容と思えます。但し、10月下旬の平日の開園時刻が早いので、注意してください。単なる運営側の強気の表れかもしれませんが??

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2012年4月 3日 (火)

2012年10月東京ディズニーシーの混雑予想

3月のシーは、ToT LEVEL13が終わった後は、例年より少なめでした。集客のために定例化するのでは? と思いました。

今年の10月の混雑ですが、去年の実績は今一当てにならないと思います。

大震災のせいで予定されていたハロウィーンが出来ず、それほどの集客がありませんでした。

今年はハロウィーンイベント満載とのこと。とりあえず去年よりは混むと思いますが、内容によっては予想を上回るかも知れません。

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2012年4月 1日 (日)

弱者切り捨てと言われるのだろうか?

不況に大震災と、確かに失業者の出やすい情勢ではあります。しかし、生活保護の歳出によって国が傾いては結局みんな救えなくなります。現実的な対策を期待します。

自民党の「生活保護プロジェクトチーム」(座長・世耕弘成参院議員)がまとめた生活保護改革案が1日、分かった。「働ける世代」の受給者が増えていることから、職業訓練など自立支援プログラムを充実させることにより、生活保護からの脱却を促進。給付水準を10%引き下げ、全体で歳出を8000億円削減する。同党は次期衆院選公約に目玉の一つとして盛り込む方針。
 生活保護受給者は2011年に208万を超え、過去最多を更新。支給総額も既に3兆円を突破した。自民党は民主党政権の「ばらまき」体質も背景にあるとみて、「自助」を基本に違いをアピールしたい考えだ。 

生活保護受給者が、ワーキングプアより収入がある、という事態は、かねてから問題視されていました。

そのために、失業して生活保護を受けたが最後、就業への努力をしない人達が多いです。

不況と大震災で爆発的に増大しましたが、情勢が改善しても受給者は減るどころか増えるばかりです。

諸般の事情により新規の受給者がコンスタントに出現するのは仕方ないにしても、生活保護を返上した人が少ないのは大問題です。

対策として、給付額の引き下げと就業訓練は、どちらが欠けても進みません。さらに言えば、国家的な成長戦略も必要です。

頑張って働いて、生活保護の時より豊かに暮らせる。

と思わせることが大事です。

働ける人には頑張って貰って生活保護を卒業して貰いましょう。

単純に弱者切り捨てという話では、決してありません。

弱者を助けるには力が要るのです。

支える者がしっかりしてこその社会保障です。

強くなりたい、優しくなりたい っていう歌もありましたね。

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