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2012年1月14日 (土)

窓明けに期待

欧州大国の一角が格下げとは由々しき事態です。ギリシャ他の救済どころではない、となれば、ユーロ崩壊に大きく近付くことになります。来週どんな対策が打たれるのか、注目です。

【ニューヨーク時事】米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は13日、ユーロ圏17カ国のうち、最上級「AAA(トリプルA)」のフランスを含む9カ国の長期債務格付けを引き下げたと発表した。ギリシャなどの重債務国支援をけん引してきたフランスなどの格下げにより、債務危機対策は根本的な見直しを迫られそうだ。金融市場が一層不安定化する恐れもある。
 S&Pは格下げについて、ユーロ圏の資金調達環境や経済見通しの悪化、危機対策をめぐる各国の意見の不一致などを挙げ、「欧州政策当局者によるここ数週間の対応は、信用不安を封じ込めるには不十分と判断した」と説明した。
 9カ国のうち、トリプルAのフランスとオーストリアを含む5カ国は1段階、イタリア、スペイン、ポルトガルなど4カ国は2段階、それぞれ格下げされた。トリプルAのドイツやオランダなどを含む7カ国の格付けは維持された。

このニュースでも、「真実は報道されない」という格言は当てはまります。

真実が伝われば大混乱になる、だから真実は伝えない。

自分は、多少の条件を要するながら、賛成です。

さて、何が真実かと言えば、ヒントはあると思います。

ユーロ圏の資金調達環境や経済見通しの悪化

ここを、今までに出ている他の情報と組み合わせて推定するわけですが。

フランスは、ギリシャ他の債権を大量に抱えている。

ギリシャ国債が下がれば、これを抱えている国も危ないのは自明です。

そしてフランスの格付けが下がれば、フランスの資金調達が困難になり、従ってユーロ救済も危うくなる。という流れです。

しかしこの「格付け」の罪なところは、

格付けを下げた途端に坂を転げ落ちる

という点です。前述の悪循環の口火を切ってしまうわけですから。

なので、同じ格付け会社でも、フランス系のフィッチは「格下げしない!(キリッ」と宣言していたのです。

まあそれでも、時間外に発表、というところにS&Pの一片の良心を感じ取ることは出来ます。

昨日の段階でユーロは結構下げましたが、取引時間内に発表されていたら、こんなものでは済まなかったと思います。

今回は、土日の間に当局が対策を立てる時間があります。

さて、週末のワンクッションを置いて来週の市場が開くわけですが、個人的にはユーロ安方向の「窓明け」オープンを予想します。

その後一波乱あった後、短期的にはユーロ安が終息する、と考えています。

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コメント

世界がバランス良くないと、どの国も苦しくなる。
ある意味ではいい事なのかもしれませんね。
現状はみんなが苦しいという訳ですが。

投稿: ティガ | 2012年1月16日 (月) 16時04分

コメントありがとうございます。

一つの国の中でも貧富の差があります。
最近は冨の寡占化が進行しているようです。

投稿: プー | 2012年1月18日 (水) 10時43分

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