四大大会と為替相場
全豪オープン、錦織選手ベスト8は、快挙でした。
欲を言えば、シングルスに専念していれば、とも思いますが、それはこれからの課題でしょう。
今後の飛躍に期待したいです。
マネーの話になって恐縮ですが、Wikipediaで4大大会を見たら、優勝賞金が目に止まりました。
去年のデータですが、
ウィンブルドン 110万0000ポンド (1.4億円)
全米 180万0000ドル (1.5億円)
全仏 120万0000ユーロ (1.3億円)
全豪 220万0000ドル (1.8億円)
だそうです。今年はいずれももう少しずつ上がっていると思います(2012の全豪は230万ドルです)。為替レートは去年頭のもので円換算しています。全豪の賞金は、マイナー通貨である豪ドルをその時の為替レートに基づいて米ドルに換算しているのでしょう。
4大大会が同格だとしても、賞金にこれくらいの違いがあるというのはちょっとした驚きです。
この4地域の経済状況を如実に反映していると言えます。
逆に、「本来は同額だ」という立場で考えると、全豪の賞金は不当に高いことになります。
これは去年のデータです。去年頭では、AUD/USDはほぼ1.0でした。
「本来は同額」が正しいとすると、180万÷220万で、AUD/USDは0.82程度であるべきだ、となります。
去年末から、「ユーロキャリートレード」なるものが流行しているようです。
(金利が低い)ユーロを借りて、そのユーロを売って代わりに豪ドルを買う、という動きです。
これによって豪ドルはうなぎ登りです。AUD/USDは1.06、AUD/EURは0.81にまで上がっています。
オーストラリア経済が日米欧より健全なのは分かりますが、いくら何でも「買われすぎ」です。
何時かこれを修正する動きは出るはずです。
豪ドルを買っている方は、その動きに攫われないように注意する必要があるでしょう。
以上、豪ドルを売っていて含み損を抱える負け犬の遠吠えでした。
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コメント
4大大会の賞金が違うなんて初めて知りました。各国のアピールにも賞金が利用されているのでしょか?
為替、株、不動産経営....資産運用も多岐に渡り選択が難しいです。資産があまりない分気楽ですが。
投稿: ティガ | 2012年2月 3日 (金) 18時16分
コメントありがとうございます。
大会の「格」で言ったら、ウィンブルドンが頭一つ抜けているような気がしますが、優勝を意識するレベルの人達に、この程度の賞金の差は関係ないのでは? と思います。
資産運用は、少額でも何かを始めた方が良いです。世界経済を考えるきっかけになるので。
むしろ、いきなり大金を叩くと、血を吐くことになるので止めた方が良いです。
投稿: プー | 2012年2月 4日 (土) 17時18分