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2011年11月24日 (木)

イタリアが良くてドイツがダメとは

リスクオフのきっかけは意外なところから出てくるものです。昨日はEU圏最強国の国債が売れないために市場に不安が広がりました。世の中、悪いニュースが出てリスクオフ、と、対策が取られてリスクオン、を繰り返していますが、何時までもつかどうか。

【ロンドン=木村正人】ドイツの中央銀行、ドイツ連邦銀行が23日に実施した新発10年国債の入札で、金融機関の応募が調達予定額を大幅に下回る異例の「札割れ」となった。欧州主要国で最も財政が安定したドイツの国債でさえ、十分な需要がなかったことを示すものだ。同日の欧州債券市場ではイタリアなどの国債利回りも軒並み上昇。欧州債務危機の影響は拡大の一途をたどっている。

 独連銀の入札では、60億ユーロ(約6200億円)の募集額に対し応募は6割の約36億ユーロにとどまった。平均落札利回りは1・98%。欧州各国と比べて低い利回りが嫌われたほか、危機拡大を懸念する金融機関がドイツを含めた国債の購入を手控えた可能性もある。

このニュースを理解するには、先週のニュースを思い出す必要があります。

すなわち、イタリアの国債の入札は順調に行われた、ということです。

常識的に考えて、債務問題はイタリアの方がよほど危険な状態です。

何でイタリア国債は買われてドイツ国債は買われないのか。

金利とはリスクの裏返しです。

金利が高いと言うことは破綻のリスクが高い、逆に金利が低ければ安全のはずです。

今回の現象はこの常識に矛盾するわけです。

これはもう、ドイツもヤバイ、ということなのでしょう。

さすがにドイツが破綻することはないにしても、ドイツとイタリア他はEUと言う名の鎖で繋がれています。

イタリアが破綻すればドイツも深刻な打撃を受けることは間違いありません。

話は戻りますが、そうすると今度は金利の問題です。

どっちもリスクが高いなら、金利の高い方を選ぼう。

と、投資家が考えたことになります。

金利7%ならこのリスクを負っても良いけど、たった2%の利息のために財産を危険に曝したくない。

ということなのでしょう。

そしてもっと安全な資産は・・・・・・

円が買われています。

日本国債の10年ものの利回りは、0.98%です。

世界はおかしいです。

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コメント

ドイツもイタリアもギリシャも危険度大なんですね。

これ以上、円高になると輸出が大変ですね。

わざと円高にしてるのかと思うくらい円高ですからね。

投稿: ティガ | 2011年11月28日 (月) 06時59分

コメントありがとうございます。

ファンダメンタルの悪い通貨が下がるのこと自体は仕方の無いことですが、輸出国ドイツにとってはユーロ高が追い風であったりもして、複雑です。

統一通貨ユーロそのものの矛盾ということでしょう。

これに関しては隣の通貨安政策とは別物と思っています。

投稿: プー | 2011年11月28日 (月) 17時44分

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