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2011年11月 8日 (火)

黙って介入。これ基本

日本は外国に比べて圧倒的に「まだ」お金を刷っていない国だから、介入にいくらお金を使っても良いと思います。問題は、効果的な介入が出来ているかどうかです。

[東京 8日 ロイター] 為替介入の規模が膨らみ続けている。市場推計では10月31日の介入は過去最大規模の7兆円台後半に達した。単独介入では投機筋に対して円高是正に向けた世界の共通意思を示せないため、規模で圧倒するしかない。

アメリカの投機筋の動向が大事なのですが、とりあえず、日本の介入前後では、投機筋の円買いポジションは半減しています。詳しく見たい方は下の「IMMポジション ダウンロード」をクリックしてください。

http://www.gaitame.com/market/imm.html

これを見れば、日本の介入に一定の効果があったことは明白です。

しかし、完全に円高を脱するには、投機筋が円「売り」に傾くまで(グラフでは上向きの青が立つまで)介入しなくてはなりません。

心理的節目の80円を超えれば投機筋がドテンして82~83円くらいには行くはずです。そのレベルまで介入すれば今回の円高を脱することが出来るのです。

やるならそこまでやって欲しいです。

それともう一つ。

一方「政府・日銀は、より効率的な介入を検討している可能性がある」(国内銀行)との声もある。市場では、31日の介入のあと、11月に入っても介入を続けている可能性があるとの指摘が出ているが、これまでのような財務相のアナウンスメントのない隠密介入との見方が出ている。

黙って介入することが大事です。

投機筋を含め、誰だって原因不明の動きには警戒するものです。

大きな動きがあった後に「介入だよ」というのは、却って奴等を安心させてしまうのです。

「ああ介入ね。一時的なものだから絶好の(ドルの)売り場だな」って。

分からない動きには、一時的なものか持続的な動きか分からず、疑心暗鬼に陥るのです。

これによってドル売り円買いの圧力が弱まり、あるレベルを境に奴等は円買いを諦めるのです。そしてこの行動自体も円安ドル高の動きに寄与するのです。

最初の「介入した」アナウンスは、投機筋に対する警告でもあり、実のところアメリカに対する配慮でもあったでしょう。

介入の実効性を高めるには、それ以降は黙って介入し、投機筋を不安にさせることです。

財務相安住の真価が問われます。

谷垣さんだったら安心だったのだけど・・・

そうそう、本気の介入は、もっと後で欧州危機が本格化してから、というのなら、それはそれでアリだと思っています。その方がドルを安く買えるし、世界中から歓迎されるし、と良いことずくめですから。

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コメント

テストパイロットで効果を実証しておいて、

あとは、いつ介入するか分からないという脅しをかけるという訳ですね。

実に巧妙なやり方だと思います。

投稿: ティガ | 2011年11月 9日 (水) 00時30分

コメントありがとうございます。

それでも投機筋は、少しずつ円高方向へチャレンジしています。
それに対して無反応だと、舐められてしまいます。

断固とした意志を示すべきと考えます。

投稿: プー | 2011年11月 9日 (水) 08時48分

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