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2011年11月13日 (日)

人類は再び世界恐慌の轍を踏むのか

世界恐慌の後、大国と言われる国々の政策に「ブロック経済」がありました。アメリカはもちろん中国も、「自由貿易」を主張しながら実際はブロック経済化を進めています。世界恐慌の解決は最終的には第二次世界大戦まで待たなくてはなりませんでした。人類は過去の教訓に学んだのでしょうか?

APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席している、中国の胡錦涛国家主席は、講演で、「東アジアの自由貿易圏やTPP=環太平洋パートナーシップ協定などを基に、アジア・太平洋地域の自由貿易圏を推し進め、経済の一体化を実現させていく」と述べ、中国として、この地域の自由貿易の枠組み作りに積極的に関与していく考えを強調しました。

中国はTPPを強く警戒しているようです。この文章からは、あわよくばTPPに参加したいような印象を受けます。TPP参加が不可能でも、APECを自分のブロック経済圏にして将来の市場を確保したいのは間違いないでしょう。

ブロック経済から閉め出されたら悲惨です。

世界恐慌の際には、自前のブロックを持たない日本やドイツは市場を確保するために膨張政策を採らざるを得ませんでした。当然他の大国とぶつかり、第二次世界大戦の大きな一因となりました。

中国は、かつての日本と同じ目に遭わないように警戒しているのです。

しかしアメリカにしてみると、中国が暴発してくれればしめたものです。中国がどの国と戦うにしろ、両方の国に兵器を売って景気回復です。アメリカ自身が傷つくことは殆どありません。

従って、アメリカ自身としては、「世界恐慌後の第二次世界大戦」と同じ轍を踏むことを避けたいとは思わないでしょう。

日本としては、悲しいけれどアメリカのご機嫌を取って戦争の当事国に指定されるのを避けるしかありません。

あとは、円高に関連するいくつかの日本の強みを材料に条件闘争に持ち込んで少しでも良い条件を得て欲しいところです。

中国としては、日本にはTPPに参加して欲しくなかったのでしょう。日本が参加しなければ代わりに中国が参加するか、APECで日本をいいように使って利益を上げ続けるにしろ、中国の国益に適う話になります。

恐らく間違いなく、日本の国会議員にも働きかけたはずです。

TPP反対を主張する議員には、真の保守派と中国系が混ざっていると思います。

今度の選挙の時に「TPPには反対ていた」とアピールする人間には、注意が必要です。

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コメント

ブロック経済と第二次世界大戦。

歴史は繰り返すと言いますが、それほど人間は愚かなのでしょうか。


世界恐慌が進むと餓死や自殺が増える、景気回復に戦争をすると戦死者が出る。


どの国も自国の事だけを考えると人の命まで奪ってしまうのですね。

資本主義の歪みを感じてしまいます。

投稿: ティガ | 2011年11月16日 (水) 19時07分

コメントありがとうございます。

人類の欲望と相互不信は、共産主義という仮想の理想郷よりも資本主義を選びました。

共産主義を理想的に推進することが人類生存の唯一の解だったことを後で悔やむのかも知れませんね。

投稿: プー | 2011年11月17日 (木) 21時18分

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