独裁政権の行く先は
橋下「独裁」政権の誕生です。ネットでは既に「大阪民国」という言葉がありましたから、もはや(仮想上の)一国の独裁者です。この動きが国政にまで広がっていくのかどうか注目ですが、警戒すべき点もあります。
大阪府知事・大阪市長のダブル選を制した「大阪維新の会」代表の橋下徹氏(42)が次に見据えるのが、国政への関与だ。持論の大阪都構想の実現には、国会で地方自治法などの改正か特別立法の制定が不可欠。ダブル選の勝利を受けて、維新は民主、自民、公明の3党を念頭に、法整備に向けた超党派議連の設立を働きかける。
橋下氏は大阪府知事でしたが、自分の行いたい改革、が大阪「市」に阻まれて実行出来ませんでした(二重行政の弊害)。そこで、自分の腹心を大阪「府」知事、自分自身を大阪「市」長とすることで打開を図りました。
そのための選挙は圧勝ですから、まずはその道が開かれたことになります。
肝腎なのは、彼が何をしたいのか、ということですが。
Wikipediaでは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%8B%E4%B8%8B%E5%BE%B9
同和問題は差別も利権もある、と発言
財政問題への取り組み
暴力団対策
徴兵・核武装・改憲を主張
TPP賛成
体罰容認、反日教組
光市母子殺害事件の弁護団に懲戒請求
といった主張が見られます。
また、彼の立ち上げた「大阪維新の会」は、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E7%B6%AD%E6%96%B0%E3%81%AE%E4%BC%9A
大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例
という実績があります。
ここまでなら、自分の思想信条と殆ど一致です。全面的に応援したい気がします。しかし彼は一方で、
小沢一郎と繋がっていて、「隠れ民主党」の疑いがあります。
原口一博との会談で、国家解体を論議したようです。
外国人参政権は、特別永住者に限って認めると言っています。
政治家は権力欲・名誉欲の塊だという言葉も残しています。
いずれも片言隻句のみでは判断しかねるし、時代や情勢によって変わることはあるとは思いますが、彼に全面的に傾倒すると後で取り返しのつかない事態が起こるかも知れません。
独裁者は、歴史的にも、当初は高邁な理想を実現していっても後には権力欲や保身に走って国民の害悪となりやすいものです。
彼に期待するところは大きいものの、尚更警戒が必要です。
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